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羨ましいような ページ5

夢主side

二人でスープを飲んだ後、ぴくと君の手当てを終えた。

pk「ありがとうございます。迷惑かけちゃったし、いきますね」

「だーめ。また傷開く」

pk「でも、長居するわけには」

「……窓見てみ」

カーテンを開けて窓を見せる。
窓を奥は吹雪だった。

私の予想通り。

「ね?せめて傷が癒えてからにして」

pk「…………はい……」

しぶしぶ受け入れてくれたぴくと君であった。


pkt side

なんか悪い事してしまった……

と言っても傷が癒えてないし、動けば凄く痛かったからまぁ……ありがたい、のか?

良く見ればたくさんの花が小瓶に入れてあるショーケースがあった。

桃色や黄色、水色……とにかく色んな種類の花が置いてあった。

しばらく見とれていると

「あ、ショーケースからは花は出さないでね」

pk「?……はい」

開ける訳無いが、何故か気になった。

「紅茶何がいい?」

そう言っていろんな種類を出してくる。

pk「えぇ……と、ダージリンで」

「奇遇。私もこれ好きなの。あと……ジョルジとかね」

この人甘党なのかな……ジョルジ飲むし。

「座ってていいですよ」

pk「はい。ありがとうございます」

少し座って待っていると、Aさんは紅茶とクッキーを持ってきてくれた。

「ねぇねぇ。よかったらさ、旅の話聞かせて欲しいんだ。私体弱くて外出れないの」

pk「あれ?さっき出てたじゃないすか」

「うん。調子いいときは出れるんだけど」

pk「そうなんですか……勿論いいですよ」

そう言って僕は旅の出来事を話していく。

pk「そうですね……一番最初の旅は○国ですね。しょっぱなから侵入者って言われて…………それから急いで逃げた先がお花畑でした(笑)」

pk「あと……ここよりかは寒く無かったけど山にも登りました。風邪引いて2日くらい宿で待機してたけど」

「へぇ〜……羨ましい」

pk「そうですか?旅人大変ですよ」

「私の体弱くて旅なんか無理だもの。そこの街までしか行ったことないよ」

pk「その……体が弱いって原因はあるんですか?」

「それ、は…………分かんないの。親が死んで……何も。医者にも教えられなかった」

pk「もし、体が良くなったら……少し遠い所出てみません?」

「え!?いい、の?」

pk「勿論。旅の大変さ教えてあげます(笑)」

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作者名:霧夜/kiriya | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年1月15日 7時

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