検索窓
今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:5,377 hit

朝のルーティーン ページ2

夢主side

ヂリリリリ…………ヂリリリリ……ヂ((バチっ!

「……ふぁ……もう朝?」

身体をゆっくりと起こす。
ベッドには"二輪の花"が散らばっていた。

「……今日は黄色かぁ……」

そう呟きその花を小瓶に入れ、ショーケースに戻す。
私は生まれつきの花吐き病を患っている。

両親は片思いしたら色が固定されてくるって言ってた……。
森暮らしの私なんかに片思いする事はあるのだろうか

「……寒いー……」

暖炉の前に座り、コーンスープをすする。

そして、少し飲んだあとは冷たい水と薬を出す。何故に冷たい水じゃないと駄目なんだろうか…………

「……う"っ……オェ……」

少しだけえずくと口から今度は紫の花がポロリと落ちてくる。

また小瓶に入れ、ショーケースに戻す。

「……ケホッ……今日はなに食べよう」

冷蔵庫を開けるとほぼ食材は無く、牛乳や、冷凍の野菜のみだった。

「仕方ない…………街に行くかぁ……」

「うわ……雪積もってる……」

私は街に出る用の服を着て外へ出ていくのだった。

?side

?「ハァッ……ケホッ……ケホッ……何処ここ……?」

どうやら地図で見た道と真反対に来てしまったようだ。

本当は寒くなるから南に逃げようと思ったのに…………。

?「街からは絶対遠いよな……」

森の中だし。

なんでこんな時に暖かい服持ってないのか……。

手も足も感覚を失ったまま、俺は歩き続けた。

騒がしい街と雪→←profile



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (15 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
12人がお気に入り
設定タグ:ぴくとはうす , pkt , p1kt
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:霧夜/kiriya | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年1月15日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。