夕暮れ 5 ページ8
トイレから戻って来た時、風磨はお昼休憩中でいなかった。
みりちゃんと、さきと三人でご飯を食べたけど柊さんとの事は言わずに、いたって普通に食事した。
みりちゃんと、さきは本当に面白くて、目の前で漫才見てるみたいだから今日も、よく笑った。
二人のお陰で元気になれた気がした。
気持ちも前向きになったし、あとで風磨に話しかけよう。やっぱり、私らしくないや。と思って帰りを待った。
もしかしたら、ちょっと元気なかっただけかもしれないし。
???)じゃあ、またね!風磨くん!
風磨)うん。じゃあなー。
まるで、語尾からハートが出てきそうな、うちの社でも有名な女の子と帰ってきた風磨。
楽しそうに、バイバイなんてしちゃってさ。
風磨は、そんな女の子が好きなのか。なら、私は反対側の人間だから出る幕なんてないじゃないか。
すると、風磨がよっ。と頭を叩いてきた。
私はビックリしすぎて、おつかれーなんて笑顔で言ったけど、いつもはこんなんじゃない。
それを見て風磨氏。
なんだ。気持ちわりぃ。
今の私を、傷つけるには充分すぎる二言。
もちろん、冗談なんだけど。
今は、もう風磨の顔も見られない。
結局、落ち込んだまま、風磨とはなんも喋らず、柊さんとご飯に行った。
柊)美味しかったね。あのイタリアン。あ、お酒飲んじゃったけど帰れる?
A)あ、はい。大丈夫です。ごちそうさまでした!
お酒は飲んだけど、万が一を考えて飲みすぎないようにした。
柊)そっか。あのさ、
そう言って、柊さんはキスをしようと顔を近づけた。
まずい!と思って、手で口をガードした。
柊さんは我に帰って。
柊)あ、ごめん。本当にごめん。
私は、ビックリしてしまって、また笑顔を作って
A)柊さんと付き合いたい、社員さんなんて沢山いらっしゃいますよ?私の同僚でも何人かいます。その中から私なんて、柊さんとは不釣り合い過ぎて、皆に怒られちゃいますよ。
今日は、ありがとうございました!
お休みなさい。
そう言って、なにも言えない柊さんに礼をして足早にその場を去った。
馬鹿みたい馬鹿みたい。
なんで、最後の最後までかっこつけちゃって私って本当にもー!
涙を流しながら、帰り道をズンズン歩く。
すると、目の前のコンビニから、
風磨)あ。うぃっす。
とまだ、私の泣き顔に気付かない私の好きな人が近づいてきた。
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えんぴつ(プロフ) - 速水ヒロcv前野智昭love♪さん» 初めまして!コメントありがとうございます!!こんな駄作を待っていてくださってありがとうございます!励みになります!!語彙力無さすぎの私ですが、更新いってきます!! (2018年7月31日 22時) (レス) id: a633e60b8d (このIDを非表示/違反報告)
速水ヒロcv前野智昭love♪(プロフ) - えんぴつさん» 更新頑張って下さい!!続き気になります。 (2018年7月31日 20時) (レス) id: 5e287a4c41 (このIDを非表示/違反報告)
えんぴつ(プロフ) - 風歌さん» 初めまして!風歌さん!まず、この小説を読んでくださってありがとうございます!これからも、下手くそなりに頑張っていきますので、どうか温かい目でお見守りくださいませ! (2018年6月18日 23時) (レス) id: a633e60b8d (このIDを非表示/違反報告)
風歌 - 面白いです! 続き楽しみにしてます! 更新頑張ってください! (2018年6月17日 22時) (レス) id: d21ba90605 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えんぴつ | 作成日時:2018年5月7日 22時