夕暮れ 4 ページ7
風磨が口パクで、
おつかれ。
と言ってきたので、
おつかれ。
と口パクを返す。
いつもなら、変顔したりとか、近くに来て喋ったり出来るのに、今日は何もなかった。
なんだろう。避けられてる気がする。
モヤモヤしていると、"あの"柊さんがやってきた。
柊)Aさんさ、今日の仕事終わり、空いたりしてるかな。ご飯とかどうかな。
A)今日ですか？えっと…
柊)考えといてよ。行けるんだったら、どこに行きたいかも、考えといて。
爽やか風に、去っていった上司を見て、またまた二人は騒ぐ。
みり)羨まし〜！やっぱりかっこよき。
さき)ちゃんと、射止めてきなさいね！
A)気が早くない？笑 ただのご飯だよー。
なんて、苦笑いしてチラッと風磨を見た。
風磨は、こっちを見てから目をそらしてしまった。
泣きそうになる。
黙って席を立とうとすると、上司である仲野さんが
仲野)Aちゃん。これ、こうじゃないかな？
落ち着きたくて、トイレに向かっていた足を止めて。
A)あ、すみません！
柊)あ、ねぇ。それ僕やっとくよ。
仲野さんから、資料を受け取って私に目もくれずクールに仕事を進める柊さん。
仲野)よかったね！
なんて、仲野さんは肩に手をおいて頑張れと言って席に戻った。
私は、軽く会釈して急ぎ足でトイレに向かった。
個室に入って、力一杯泣いてやろう。
そう思ったのに、いざとなれば泣けない。
ただ、荒い息づかいになるだけで泣けなかった。
そもそも、なんで泣きそうなのかも分からなくなってきて。
ずっと、心がギュッと締め付けられる感じで。
そのうち、個室にいるのが馬鹿馬鹿しくなってきた。
悩むくらいなら、いっそのことあたって砕けよう。
風磨に、気持ち伝えよう。
って思った。
気持ちを新たにしようと、手を洗った。
鏡を見て、身だしなみチェックして、トイレから出たら、柊さんがいた。
柊さんは、私を見ると泣いたでしょ。と頭をポンポン叩いた。
私って単純なのかな。
それで一気に、涙が溢れた。
知ってるのかな。女の子ってこうゆうのが弱いんだよ。柊さん。
心が熱くなって、目頭もじんわりとあたたかい。
柊さんは、理由も聞かずにただ頭を撫でるだけ。
やっぱり、柊さんは紳士だよ。と言い聞かせた。
そして、結局仕事終わりにご飯にいく約束をしてしまった。
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えんぴつ(プロフ) - 速水ヒロcv前野智昭love♪さん» 初めまして！コメントありがとうございます！！こんな駄作を待っていてくださってありがとうございます！励みになります！！語彙力無さすぎの私ですが、更新いってきます！！ (2018年7月31日 22時) (
レス) id: a633e60b8d (このIDを非表示/違反報告)
速水ヒロcv前野智昭love♪(プロフ) - えんぴつさん» 更新頑張って下さい！！続き気になります。 (2018年7月31日 20時) (レス) id: 5e287a4c41 (このIDを非表示/違反報告)
えんぴつ(プロフ) - 風歌さん» 初めまして！風歌さん！まず、この小説を読んでくださってありがとうございます！これからも、下手くそなりに頑張っていきますので、どうか温かい目でお見守りくださいませ！ (2018年6月18日 23時) (レス) id: a633e60b8d (このIDを非表示/違反報告)
風歌 - 面白いです！ 続き楽しみにしてます！ 更新頑張ってください！ (2018年6月17日 22時) (レス) id: d21ba90605 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えんぴつ | 作成日時：2018年5月7日 22時
