32.少女 ページ32
あんていくに帰り着くと、昼間にAが座っていたカウンターの椅子に知らない喰種が2人いた。
1人は黒っぽい紺の髪色をした少女。
もう1人は柔らかい茶色の髪をした少女。
2人は芳村と何やら話しながら珈琲を飲んでいた。
A)…ただいま？
帰る途中、四方に「あんていくに着いたら何て言えば良いですか。」と聞いた所、この言葉を教えて貰った。
…伝わるだろうか。
芳村)お帰りAくん。 四方くんは？
(伝わった…)
A)チカシツ？に行くとか言ってました。
芳村)分かったありがとう。
そうだヒナミちゃん、この子がさっきまで話していたAくんだよ。
そう声を掛けられたヒナミという茶髪の少女はすぐにAの元へと駆け寄る。
ヒナミ)えっと…ヒナミって言います、よ、よろしくお願いします！！
笑顔で挨拶をされ、Aはどう答えようかと考えた。
A)よろしくお願いします、ヒナミさん。
ちゃん付けというものを知らないAは普通にさん付けで呼んだまでだ。
だが、さん付けに慣れていないヒナミは1人慌てる。
ヒナミ)は、はい！
芳村)ほら、トーカちゃんも。
そう芳村に言われ渋々といった様子でAへと近づく紺髪の少女。
少しして口を開く。
トーカ)私は、霧島董香。
…アンタ、あの時教会に居たヤツでしょ？
寝てたけど。
A)…教会に居たのは覚えてるんですけど、そこで何があったかが覚えてないんです。
俺寝てたんですか？
だから、董香さんのことも…。
トーカ)そ、教会の端っこでだらしなく寝てた。
覚えてなくても別に良い。
取り敢えず…よろしく。
A)はい…。
トーカ)…じゃあ店長…。
私達そろそろ帰るんで…。
…相談乗ってくれてありがとうございました。
芳村)うん、明日からまたお仕事頼んだよ。
トーカ)はい、じゃあ…。
ｶﾗﾝｶﾗﾝ…
ヒナミを連れてトーカが店を出る。
A)(ソウダン…ぁ、相談かな。)
芳村さん、相談って。
芳村)貴未さん…分かるかい？
A)教会で聞いたような…ヒトの名前ですよね？
教会での記憶が曖昧だが、キミという名をそこで聞いたのは確かだ。
芳村)うん。 その人に関する相談なんだけど…あまり喋りすぎは良くないね。 …あ。
A)？
芳村)いや、貴未さんで思い出したんだがね。
西尾くんの様子を見てきてくれるかな。
A)はい…
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セトミナト(プロフ) - K・Mさん» 四方さんは芳村さんと大抵一緒に居るイメージだったので…！ありがとうございます、頑張ります！ (2015年9月5日 21時) (
レス) id: 4c9d5d3e45 (このIDを非表示/違反報告)
K・M - まさか四方さんもいるとは･･･。続きが楽しみです。これからも更新頑張ってください (2015年9月5日 21時) (レス) id: 6b3a0c3161 (このIDを非表示/違反報告)
セトミナト(プロフ) - K・Mさん» もうすぐ見れると思います！ありがとうございます、更新頑張ります！！^ ^ (2015年9月3日 7時) (レス) id: 4c9d5d3e45 (このIDを非表示/違反報告)
K・M - 早く夢主と金木の絡みが見たい！更新頑張ってください！ (2015年9月2日 21時) (レス) id: 6b3a0c3161 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セトミナト | 作成日時：2015年8月16日 22時
