27.体罰 ページ27
ズキズキと痛む頭を指で押さえながら、少しずつサエギリにされてきた事を話す。
A)…指の骨を折られたり…
金木)(それは僕もトーカちゃんにされたな…。)
A)関節を外されたり…
金木)ぇ…
A)何ヶ月も食事をくれなかったり…流石にその時は空腹で狂いそうになりました。
というか、今も…
ｸﾞｩｩ…
A)…すみません。
芳村)食事、月山くんの所へ行ってからも出来なかったのかい？
A)はい、行ってすぐに寝てしまって、その後すぐに習さんと金木さんの所へ向かって…その後のことはよく覚えてないんです。
目が覚めたらここにいたので…だから食事は…。
芳村)そうなんだね、ちょっと待っていなさい。
そう言うと芳村は店の奥へと消える。
A)…？
四方)A…月山には何もされなかったか。
A)はい、ぁ、少し喰べられたぐらいですかね…。
無言で眉間の皺を寄せる四方。
四方)…。
ﾊﾟﾀﾝ…
芳村)待たせたね、はい、コレをAくんに。
渡されたのは手の平サイズの何か。
茶色い袋で包装されている。
A)これは、何ですか？
芳村)開けてごらん。
言われた通りに袋を開ける。
A)ぁ…これは…
( 肉。ヒトの。)
芳村)あんていくで保存している食料だ。
さ、喰べなさい。
A)でも…こんなしっかりしたもの、喰べて良いんです、か？
___…飼い喰種だった頃はまともな部位を貰えなかった。
せいぜい良くて指5本、悪い時は喰べさせてもらえなかった。
一方、芳村渡された部位はおそらく腹部あたり。
喰種レストランにいた客から聞いたのだが、腹部の肉は脂が程よくのっていて、柔らかく喰べやすいらしい。
A)本当に…これを…？
芳村)もちろん。
ほら、早く喰べないとテーブルに血が落ちちゃうよ。
見ると茶色い袋の端から血の雫が落ちようとしていた。
慌てて袋の端に舌を這わせ舐めとる。
血だけでも今まで喰べてきたものより美味しいと分かる。
A)…頂きます。 …。
肉にかぶりつこうとすると、金木たちの視線が自分の顔へと注がれているのを感じた。
喰べかけるのをやめ横を向く。
A)…？
金木)あっ、すみません、つい目が気になって…。
どうやら本当に赫眼が出ないのかを見たかったらしい。
A)…別に、大丈夫ですよ。 それじゃあ…頂きます。
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セトミナト(プロフ) - K・Mさん» 四方さんは芳村さんと大抵一緒に居るイメージだったので…！ありがとうございます、頑張ります！ (2015年9月5日 21時) (
レス) id: 4c9d5d3e45 (このIDを非表示/違反報告)
K・M - まさか四方さんもいるとは･･･。続きが楽しみです。これからも更新頑張ってください (2015年9月5日 21時) (レス) id: 6b3a0c3161 (このIDを非表示/違反報告)
セトミナト(プロフ) - K・Mさん» もうすぐ見れると思います！ありがとうございます、更新頑張ります！！^ ^ (2015年9月3日 7時) (レス) id: 4c9d5d3e45 (このIDを非表示/違反報告)
K・M - 早く夢主と金木の絡みが見たい！更新頑張ってください！ (2015年9月2日 21時) (レス) id: 6b3a0c3161 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セトミナト | 作成日時：2015年8月16日 22時
