24.語部 ページ24
ようやく金木に会えた喜びにふける。
A)(やっぱり、お父さんによく似てるような気がするなぁ金木さん…髪型は少し違うけど。)
金木)ぇ、えーと…
じっと顔を見られることに慣れていない金木は半歩後ろへと下がった。
A)…おとー、さん…。
金木)え、お父さん？
覗き込まれてようやく自分が金木をずっと見つめていた事に気づく。
A)ぇ、あぁっ、すいません、つい…あの、あなた、お父さんに似てた、ので…すいません…。
散々会いたいと思っていたのに、実際に正面に金木がいるのが見えるだけで緊張して喋りにくい。
金木)僕が？
そうなんだ…。
名前、聞いても良いかな？あと、年齢も。
A)ぁ…A、Aです…年齢、とし、は…17…。
金木)Aくんね、僕は金木研、19歳だよ。
失礼だったらゴメンなんだけど…男の子だよね…？
金木からの予想外の質問に固まる。
A)……やっぱりこの格好、変なんですよね…。
これは男が着るものじゃないんですね…。
サエギリにほとんど外へ出させて貰えなかったAは、服の一般常識というものを知らなかった。
髪が長めなのは四方もだが、Aとは全く系統の違う服。
これが男らしい服というものなのだろうか。
しばらく俯きながら考え事をするAを金木は泣いていると勘違いしたらしい。
金木)え！？ いや変じゃない、全然。
男だよね、本当ごめん！
慌てて謝る金木。
だが自分の格好に問題があるのを理解出来て良かったので、謝られても返ってAが恐縮するだけだった。
A)大丈夫です…それより、お話したいことがあるんです。
レストランの時からずっと…話したくて…
こういう時どんな顔をしていいのか分からず、また俯き加減で話す。
断られるだろうか。
Aは金木の返事を待った。
金木)！僕も聞きたいことがあるんですよ、勿論いいですよ。
芳村)じゃあ今日は午後から開店にしようかな？
金木)いや、大丈夫です店長！ わざわざそんな…2階で話させて貰いますから…！
芳村)私も聞きたいんだよ、Aくんの話をね。
芳村は"隻眼の喰種"、金木に異様な関心を寄せるAが何者なのかを見定めるつもりでいた。
四方もそれと同様だ。
四方)………。
金木)店長がそう言ってくれるのなら…
Aくん、話しましょう。
A) ( 今度こそ、ようやく金木さんと…！)
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セトミナト(プロフ) - K・Mさん» 四方さんは芳村さんと大抵一緒に居るイメージだったので…！ありがとうございます、頑張ります！ (2015年9月5日 21時) (
レス) id: 4c9d5d3e45 (このIDを非表示/違反報告)
K・M - まさか四方さんもいるとは･･･。続きが楽しみです。これからも更新頑張ってください (2015年9月5日 21時) (レス) id: 6b3a0c3161 (このIDを非表示/違反報告)
セトミナト(プロフ) - K・Mさん» もうすぐ見れると思います！ありがとうございます、更新頑張ります！！^ ^ (2015年9月3日 7時) (レス) id: 4c9d5d3e45 (このIDを非表示/違反報告)
K・M - 早く夢主と金木の絡みが見たい！更新頑張ってください！ (2015年9月2日 21時) (レス) id: 6b3a0c3161 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セトミナト | 作成日時：2015年8月16日 22時
