愛する人はマネージャー【さ.と.み.】

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さとみside

『うわぁぁ！！！かっっっわい！！！何この服〜！！……………あ、……たk((((うんん。』

さっきからAはこんな感じで
行動が可愛い。

俺が買ってあげよっか？と言うとダメ！！と言って服を元に戻す。

『服買うとしたらさとみくんとオソロがいい……』

………何その上目遣い。
どこで覚えたんですか？照れてしまいますよ？


手をつなぎながら歩いていると
Aが『ご飯食べる？』と聞いてきた。

ちょうど12時前だし…

俺らはフードコートでハンバーガーを食べた。
クレープも食べたりして思っていたより、
お腹に入っていった。

よっぽどお腹すいてたんだな…

こんなことを考えていると

『トイレ行ってくるね！！』と
Aは席を外した。

俺もちょうど行きたくて席を外した。

男子トイレは空いていたが、女子トイレは
外まで列が並んでいた。

結構時間かかるかもな…

10分くらいスマホをいじりながら待っていると

Aが出てくるのが遠くから見えた。

こっち！！と手を振ったが、人の波に飲まれて

どこかへ消えた。


俺は探しに行くと、若い男性3人に囲まれたAの姿があった。

ナンパされていた。

『…急いでいるので…ちょっと…』

「まず軽井沢来てる時点で急いでないでしょwww俺らとどっか行かね？」

………は？うぜ


俺はAの所へ駆け寄って後ろから抱きついた。

そして周りの3人を見た。

「"俺の彼女"になんかようですか？」

俺は笑顔で言った。まー、怒りはにじみ出てたらしいけど…

そうすると3人は「へー、お前が彼氏ー？」
と俺のところをじっと見てくる。

そして1人が「俺の方がかっこいいわ」
と言ったのが聞こえた。

俺の中のなにかが切れた。

「あっそーですか。それはそれはかっこいいですね。でも、彼女が俺を選んでくれたんだから君は脈ナシだよ？」


睨んでやったら、3人は俺から離れていった。

手強…。



『さとみくんありがとう…ごめんね。』

そう言って申し訳なさそうに俺を見る。

「A自分の可愛さに気づけないからこーなるんだよ…」

『別に可愛くないしー！』

そんな声が聞こえ、俺はAのほほをつまんだ。
「自覚しろー」

そういうとAが

『さとみも自分のかっこよさに気づけー！』


と言ってきた。







え、今……さとみって…呼び捨て…



驚いているとAは

『服買いに行かないの？』

と笑顔で言ってくる。

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