愛する人はマネージャー【さ.と.み.】

今は恋人 ページ3

用意ができて、

さとみくんと一緒に家を出る。

家の鍵を閉めるとさとみくんが車のドアを開けて待っていた。

「どーぞ隣に乗ってください。お姫様」

そんなこと言われると恥ずかしくなってしまう。

『ありがとう王子様。』

そう応えると横目でさとみくんの頬が赤く染まるのが見えた。

車に乗ると安心する匂いがする。

「…んで？どこ行きたい？モール？それか…朝早いし…遠出する？」


『……え？！大丈夫疲れない？』

運転は意外と疲れるから遠出は…
そんなことを考えていると「へーきへーき」と声が聞こえる。

「久しぶりの休みだし。行きたいところいーよ。」

『……じゃーあそこ行きたい！！！』


………………………

2時間くらいかけて着いたのは軽井沢ショッピングモール

山に囲まれているのもあって、すごく空気が澄んでいる。

『えぇ！！！空気すごく美味しい〜！！ずっと呼吸してたい〜！！！』

「呼吸してないと死んじゃうよwそれにしても綺麗だね〜…」

駐車場にもかかわらず山を見たり、2人で深呼吸している。

『いーねここら辺に住んでる人〜。いつか住んでみたいな〜…』


「じゃー結婚したら住む？」


『え？！』


いきなりの発言に口が閉じない。

「まー、今は楽しもうぜ！」


そう言って話をそらし、私の手を取る。









………今の話は…ホントにしてくれるのかな？

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