記憶が消えるあの日まで【歌い手】4

発表 ページ12

なんか沈黙が長い気がする。


『……み、みんないる？え？え？！いる？』

私があわわと困っているところちゃんの

すすり泣く声が聞こえた。

それもさとみくんまで


さ「……あーあー。今日は泣かないようにしてたのに‥」


こ「……ほんとに心配だったんだよ。もし、ほんとに記憶なくなったらどおしよって。」


コメント欄もさっきより勢いが増した。


・Aちゃん辛かったね…

・だから休止してたのか

・涙が止まりません。

・誰か涙止めて


あーあー、私まで涙出てきちゃったよ。


『詳しいことはさっき自分のチャンネルに動画出したからよかったら見てね。……あと、泣いてると次の嬉しい話題にいけないじゃんwww』


泣きながら笑ってるともう顔がぐっしゃぐしゃ。


な「………大変だったんですよ。Aちゃんも…。で、嬉しい話題に………行きずらい…w」


『いーよ(笑)言って。莉犬くんどーぞ！』


莉『俺今声震えてるから無理。るぅとくん』


る「…うっ、‥ひっく。僕も…無理です。……ジェル‥くん」


ジ「言うのは俺じゃない。…な。なーくん。」



な「じゃー俺言うよ？。……この度、5日後。Aちゃんのただいまと、すとぷり再開を合わせて、無観客ライブを行いたいと思いまーーーーーす！！！！！！！！」


す「フー！！！！！！」


な「前よりもっとリスナーを楽しめて、安全で行いたいと思ってる。二度とこういうことがないように‥」



『みんな、5日後まっててね。絶対楽しみにしてて。笑顔にしてみせるから。』



私は笑顔でリスナーに話しかけた。





ライブまであと五日後。

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