イカリソウ (ページ32)

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32（特別編12月24日）ページ32

私たちは水族館へと来ていた。
冬に水族館は寒いよ、なんて言葉は聞きません(笑)
というよりも、2人でイルミネーション前に行きたい場所を言った結果、被ったのだ。

快「この水族館、久しぶりに来た気がすんだけど。」

よしくんは私にそう言ってきた。
その発言に私はこう返した。

A「そりゃ、私たちが小学生の時に行ったのが最後だったからね(笑)」

快「そっか！あれが最初だったのか！！懐かしいな！」

A「よしくん、アザラシを見て『アザラシになりてぇ！』って言ってたよね(笑)」

快「はっ！？おれそんなこと言ってねぇぞ！？」

A「言ってたよ(笑)私、それが印象強すぎてそれ以外の水族館の思い出、覚えてないもん(笑)」

快「なんだよそれ！」

A「私が教えてもらいたいよ！(笑)」

そんな感じでルンルンと、水族館に入っていった。

水族館内に入ると、偶然スタンプラリーが開催されていた。
水族館内にある『10このスタンプ』を集めるというシンプルなもの。
10こ集めて係の人に渡すと、イルカのキーホルダー(5種類から1つ選べる)がもらえるのだ。

A「可愛い…。」

私がボソッと言ったことを、よしくんは聞き逃さなかった。

快「A、一緒にやろうぜ！」

A「え、いいの？」

快「いいんだって！何か楽しそうだし！」

そう言って、よしくんは私と自分用にスタンプカードを2枚もらってきた。

快「じゃ、行こうぜ！」

こうして、私たちは10このスタンプを探しながら、お魚さんたちを見に行った。