【Ki】(本編スタート) ページ10
【H.K side】
今俺は目の前にいるAの話を聞いてる。
宏『何にも考えずに1回休憩とか挟んだ方が
いいんじゃねぇーの?
根詰めすぎてもいいこと起きないと思うけど?』
ちょっと仕事ミスったらしくて落ち込んでたA。
聞いてみると俺にしてみたら全く『ミスに入らない』
内容なんだけどAにとっては大きいことなんだと。
『で、でも…』
宏『でもじゃねぇーって。
少しは休むことを覚えろって笑
お前いつも全力すぎんだろ。
適度に発散しないとパンクしちまうぞ?』
少しキツく言ってしまったかもしれないけど
これくらい言わないといつかぶっ倒れるから。
『北山さんって見た目は軽そうなイメージ
でしたけど…真面目な人なんですね笑』
宏『は?』
なーんか今ディスられた?笑
見た目が軽そうなって…そんなことストレートに
普通言うかぁ?笑
けどまぁ…Aが笑ったんならいいか。
宏『俺よりお前の方が真面目だろ笑
俺、入ったばっかの頃なんかそれくらいのミスで
そこまで悩んだりしてなかったし笑』
『そうなんですか?』
宏『俺さ、あんまり悩むの好きじゃないんだよね。
もちろん悩むべき時は悩むけどさ。
そんな悩んでばっかりだとパンクするって知ってっから笑』
『パンク…ですか。
それさっきも言ってましたけど…笑』
もう忘れようとしていたこと。
だけど…忘れられなかったこと。
俺さ、お前の姉ちゃんと付き合ってたんだよ?
初めてお前のことここで見た時に驚いたよ。
もう…この世にいないはずのあいつがなんで?ってさ。
名字と年齢で分かったよ。
Aがあいつの双子の妹なんだってことに。
お前知らねぇだろ?ってか知るわけないよな。
いいよそれで、知らなくていい。
知ったらきっと…お前は俺から離れていくし。
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作者名:mimo | 作成日時:2020年2月13日 20時