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【H.K side】
いつもの席で頼んだものがくるのを待つ。
隣に座るAは辺りをキョロキョロと。
少し落ち着けばいいのに笑
そういや…よこーさんには言ってなかったな…。
Aが…紗奈の妹って。
まぁよこーさんのことだから
もしかしたら気づいたかもしんねぇけど。
『北山さん』
宏『んー?』
『私の気のせいかもしれないんですけど…
横尾さん…会ったことある気がするんです…』
は…? よこーさんと?
え、何、どういうこと?
宏『そうなの?』
『どこかで見たことある気が…』
宏『へぇー…』
渉『Aちゃんだっけ?』
急によこーさんが会話に加わる。
ってか、いつの間に笑
『は、はい…。』
よこーさんがじっとAをみる。
渉『似てるね、お姉さんに。』
よこーさん…?いきなり何を…。
ってかAはAで固まってるし。
『え…?』
渉『お姉さんと知り合いなんだ。
多分それで会ったことあるんじゃない?』
『あ、そうなんですか…?』
何で…紗奈のこと言ったんだろ。
俺の頭の中、それについてしか考えられない。
渉『まぁ、それだけ。
はい、ミツの頼んだのとAちゃんの。』
目の前に頼んだものが置かれた。
めちゃくちゃ美味そう。
ただ今の俺では
料理の感想をまともにいえる状態ではない。
とはいえ、お腹がすいているのも事実。
いただきます、と手を合わせる。
渉『どうぞ。それとミツ、あとで話がある。』
それだけ言い残してよこーさんは
他のお客さんの対応に向かった。
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作者名:mimo | 作成日時:2020年2月13日 20時