検索窓
今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:21,518 hit

ページ ページ20

【Aside】

宏『つーか、一旦トイレ行ってくるわ。』

北山さんは唐突に言い出し、トイレへと向かった。

北山さんとこうやって話せるような
関係になれて良かったかもって思うことがある。

あ、でもちょいちょい意地悪なことを
言いながらもちゃんと教えてくれる北山さん。

そんな北山さんを見ているとふと感じることがある。

そう思った時にはすでに彼の名前を呼んでいた。


『北山さん…。』


宏『ん?』


…え?
北山さんの声が聞こえたけど…トイレに
行ったんじゃなかったの?笑

『き、北山さん!?』


宏『おい、人が帰ってきたのを見て驚くって
どういう事だよ笑』


『いえ…。』


宏『まぁいいけどな。
で?なんで俺の名前を呼んだの?』


彼はそれが知りたいらしい。
うぅ…変なところで帰ってくるなんて…。


『いや…間違ってたらすみません。
あの、私たちって前にどこかで会ったことないですか…?』


入社した当初は全く分からなかった。

でもこうして一緒に時間を積み重ねていく内に
私は…ど
ただ…確証はない。

私自身、会ったことがある気がするだけで
具体的にどこで?とかいつ?とか聞かれても
答えられないから。

そんな質問をされるとは思っていなかったのか
北山さんは少し驚いた顔をしていた。


宏『さぁ?ないんじゃねぇの?』


こんな面白い後輩、どっかで見かけていたら
ぜってぇ忘れねぇよ、と言ってまた独特な
「あっあっあっ」という笑い方で笑う。


『そうですか…。すみません変なこと。』

宏『別に気にしてねぇから心配すんなって。』


北山さんはそう私に声をかけて
『そんなことより円グラフの大きさ修正すっぞ!』
と話題を変えてくれた。


そっか、気の所為なのかな。

でもまぁ、世の中に自分と似た人は3人いるって
聞くしきっとそれの類なのかも。


『円グラフの大きさはこれでいいんじゃ…?』

宏『バランスを考えろよバランスを笑』



そう言われ、画面を見ると明らかにサイズが
小さいような…。

あ、そういえばさっき北山さんがトイレに
行った後になんか触っちゃったんだっけ…笑


『ほ、ホントだ…見づらい…。』

宏『さっき俺がトイレに行った瞬間にやったなこれ笑』

『すみません…』










思い出したことがある。

北山さん、もしかしてあなたは…












……の……ですか…?

次ページ→←前ページ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (36 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
78人がお気に入り
設定タグ:Kis-My-Ft2 , ヤンデレ , 狂愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:mimo | 作成日時:2020年2月13日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。