Mint scent (ページ7)

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【Aside】

あーだこーだ話しているうちに図書館に着いた。
土曜日だから学生証を認証しないと行けないんだよねぇ…。

ピッ

え？
私が学生証を出そうとしていた時に、ニカが学生証を認証していた。
いつもなら、私に任せてたのに珍しいなぁ。

「珍しいね、ニカが認証するなんてw」

『まぁいつもAに任せてたもんなぁ。』

「うんうんw」

『うんうんwってなんだし！w』

図書館前で騒いでる私たちw
幸いにも誰もいないからいいけどw

館内に入ると、私たちはいつも来た時に座ってる場所まで歩いた。
端っこの方の席なんだけどね、ここは飲食大丈夫な場所だからよくポテトチップスつまみながら勉強してるんだよねw

『さぁて、ゲームすっかぁ！』

いきなり、ニカがスマホでゲームをしようとしていたのですかさずに止めに入るw

「ニカちゃん？何しに図書館に来たのかな？w」

『べ、別に少しだけならいいだろ！？』

「じゃあ、私先にやってるからねw」

『はぁ！？』

「だって、ニカはゲームやるんでしょ？私その間やることないしw」

そう返すと、ニカは苦い顔をする。

「まぁ少しだけならいいんじゃない？その代わり、その倍以上勉強すればいいと思うもん♪」

フォローになっているのか分からないけど…とりあえずそう言ってみるとニカは嬉しそうに『さすがAじゃん！』と言って、ゲームを始める。

おいおい…苦笑
まぁいっかw

私は英語の課題をやり始めた。

そしてふと、高校の時のことを思い出した。
初めてニカに会った時のこと。
怖そうな人だなと思ってた、何となくだけどね。
なんて言うか…ムードメーカーだったけど…たまに人を寄せ付けない瞬間があるっていうか…。

それが多分、あのお昼休みの間。
あの時間だけ、ニカは1人で屋上にいる。
まるで誰とも話したくないから避難しているような感じにも見えることがあった。

初めて、私が屋上に来て大好きなバイオリンを弾いてた時、鼻をすするような音が聞こえてきた。
嗚咽も聞こえてたけどそれってさ…

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ニカのだったのかな…。