Mint scent (ページ6)

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【Aside】

ニカと遭遇して、一緒に図書館へと歩く。
理由は分からないけど、ニカとっても嬉しそうな顔してるw
何でそんなに笑顔なんだろw
思いきって聞いてみることにした。

「ニカ、何でそんなニコニコしてんの？w」

ニカは一瞬『え？』という表情をしてたけど…もしかして自覚がなかった…？

『嘘だろー！？w そんなつもりなかったのに…w』

「ニカ…w」

でも、ニカのニコニコ笑顔は可愛いんだよねw
同い年なのに…ニカは弟みたいな雰囲気があるからついつい頭を撫でたくなるw
まぁニカにそんなこと言ったら、拗ねちゃうと思うから言わないけどw

『俺さAから教えてもらえんの嬉しいんだよ。やっぱ、1番わかりやすいんだよな…。先生よりも分かりやすい、うん。』

「そんなにおだてても何も出ないよ？w」

『違うって！本当にそう思ってるって！』

「そっかw」

笑いながらそう返すと、さっきまでのニコニコニカちゃんはそこにはいなくて…。
代わりにいたのは拗ね気味のニカだった。
私のことを真っ直ぐな目が見つめている。

『俺の言葉信じてないわけ…？』

ちょい高めのハスキーボイスだけど…今のニカは…いつもより低めの声。
久しぶりに聞いた気がした。

「へ…？あ、いや違うよ？そんなふうに褒めてくれるのニカぐらいだから…なんて言うか…。」

最後の方はほとんどボソボソと言ってる状態だったと思うw
褒められること慣れてないから…そんな風に褒められると…どうしていいのかわかんないw

『俺以外にもAのこと、褒めてくれる人いっぱいいるじゃん！』

「いやいや、いないってw」

『そう思ってんの、Aだけだからなw』

とりあえず、拗ね気味ニカちゃんからいつものニカに戻ったみたいでよかったw
でもまぁやっぱり、拗ねたニカちゃんも可愛いよねぇ…w