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私は急いで教会の外へと走った。
だけどあの男性はどこにもいない。
A「誰だったんだろう…」
白いジャケット、白いYシャツに白いネクタイ。
ズボンや靴は分からないけど、上は白コーデの男性。
私は教会の中に戻り、父に聞いてみることにした。
A「お父さん、この教会にさ全身が白い服装の男性って来たことある?」
父「どうしたいきなり。」
A「ううん、気になっただけなの。」
父「そうか。ないぞ、そのような方が来たことは。」
A「そっか…。ありがとう♪」
父「A。」
A「んー?」
父「今も持ってるのか『クロス』」
A「うん。」
父「そうか。大事に持ってなさい。」
A「どうしたの?いきなり。」
父「…」
A「お父さ、ん…?」
父「何でもない」
お父さんは何かを伝えようとして、伝えるのをやめた。
何だろう…。
でも、無理やり聞くのは性分に合わないからそっとしておくことにした。
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父と別れて、教会をあとにした私は帰宅しようと歩いていた。
A「なんか不思議な午前中だった気がするな…」
私はカバンの中から、ティッシュに包まれた「白い羽根」を取り出した。
A「ここら辺では白い鳥なんていないんだけどな…。んー。それに、あの男性…。誰なんだろう…。」
その時、私のクロスからまた男性の声が聞こえてきた。
『それを拾ってくれてありがとう』
って。
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Mihiro(プロフ) - まーさん» ありがとうございます♪明日更新する予定ですのでよろしくお願いします。 (2019年3月22日 23時) (レス) id: 8d8b45888e (このIDを非表示/違反報告)
まー(プロフ) - いつも楽しく読んでいますこれからも応援しています (2019年3月22日 9時) (レス) id: 828d5b6d94 (このIDを非表示/違反報告)
Mihiro(プロフ) - 茉央さん» ありがとうございます! はい!作品数を勝手に増やしているので更新が遅めではありますが、引き続きお楽しみいただけたら嬉しいです! (2019年1月21日 18時) (レス) id: a3edab0075 (このIDを非表示/違反報告)
茉央(プロフ) - いつも楽しく読んでいます、続きを楽しみにお待ちしています(*^^)v (2019年1月21日 9時) (レス) id: a456377379 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Mihiro | 作成日時:2019年1月7日 16時