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A「羽根…?」
私は咄嗟に上を見た。
空は一面水色だった。
A「ここら辺に白い鳥なんかいたかな…。ってやばい、時間になっちゃう!」
私は何となくその羽根をティッシュに包んでカバンの中に入れた。
そして、少し急いで教会へと向かった。
教会に着く頃には子供たちがまたたくさんいた。
私の姿を見た子供たちは「お姉ちゃーん!」と駆け寄ってくる。
私は一人一人に飴玉をプレゼントして、中に入るように促した。
主に子供たちに聞かせる歌だが、子供たちの親以外の大人の方も聞いていることがある。
今日はいないみたいだけど。
私は皆が座ったのを確認し、歌い始めた。
今日はイギリスの賛美歌を歌った。
いつもは日本やアメリカの賛美歌を歌う。
でも今日は父からリクエストを受けたのだ。
私が歌い終わると、教会中には拍手の音が鳴り響いた。
私が一礼して下がろうとした時、ふと最後列の席に男性が座っていることに気づいた。
白いジャケット、白いYシャツに白いネクタイ。
ズボンや靴は分からないけど、上は白コーデの男性。
目が合った瞬間、彼は私に微笑んだ。
あれ?さっきまでいなかったような…
私が子供たちに笑顔を向けてから、もう一度同じ席を見た。
だけど、そこには誰もいなかった。
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Mihiro(プロフ) - まーさん» ありがとうございます♪明日更新する予定ですのでよろしくお願いします。 (2019年3月22日 23時) (レス) id: 8d8b45888e (このIDを非表示/違反報告)
まー(プロフ) - いつも楽しく読んでいますこれからも応援しています (2019年3月22日 9時) (レス) id: 828d5b6d94 (このIDを非表示/違反報告)
Mihiro(プロフ) - 茉央さん» ありがとうございます! はい!作品数を勝手に増やしているので更新が遅めではありますが、引き続きお楽しみいただけたら嬉しいです! (2019年1月21日 18時) (レス) id: a3edab0075 (このIDを非表示/違反報告)
茉央(プロフ) - いつも楽しく読んでいます、続きを楽しみにお待ちしています(*^^)v (2019年1月21日 9時) (レス) id: a456377379 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Mihiro | 作成日時:2019年1月7日 16時