好きの想いは永遠に。【探偵チームKZ事件ノート】

騒がしい朝。 ページ17

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朝。


ネットで調べた所、記憶を定着させるには睡眠は欠かせないらしい。

だから昨日は10時に寝て、今日は４時に起きて勉強。


私、今までの人生で一番勉強してるかも。


とりあえず今日のテストの分の課題に抜けてる所が無いかの確認が終わったから、本屋で買った参考書読みましょうか。





＿＿＿


あれから数時間後、勉強を終えた私は朝ご飯を食べ、すぐに家を出た。

教室に入ると、いつもよりなんだか騒がしい教室。


「震央から観測点までの距離を何といいますか？」



「んー・・・・・何だったっけー？」


「え、分かんないの！あんたヤバいよー？」


「国語分かんない奴に言われたくなーい。」



そんな風に会話している女子の前を通りすぎ、自分の席へ向かう。


・・・・・思ったより皆早く来るんだな。


まぁそんなの、どうでもいいけど。


私は荷物を降ろすと鞄の中から参考書を出し、とにかく読み返した。


大事なのは、一定期間内にどれだけ記憶できるか。


その為には、あまりうるさくない方が良かったのだけれど。


教室はうるさい所だ、仕方ない。


私はそう割り切ると、全神経を参考書に集中させた。



お姉ちゃんから過去問貰えたし、少しはそこから出してくれないかな、だなんて淡い期待を抱きながら、勉強を進める。



・・・すると、ちょんちょんと肩を誰かにつつかれた。


邪魔するな。と思いつつも仕方なく振り向く。



顔を上げると、そこには私の大好きな、









翼がいた。

理解してない？→←隼人さん。

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