第20話 鳳凰ちゃん、葵の友達になる ページ22
Aside
それで、私とと琥珀の言い争いは5分間ほど続いてから終了した。
なんか長く感じた。
『えーと、どこまで話進んだっけ…』
葵「私は松葉様の申し出もAちゃんの申し出も受けられないって話よ」
『あっ、そこだ』
琥珀「貴様！A様に…」
『琥珀！学習してよ！！減給するよ？！』
振り出しに戻す気？！勘弁して？！
葵「松葉様とAちゃんが私の事気にかけてくれて本当はとてもうれしい。だけど、松葉様やAちゃんになにもかもしてもらったら私きっと後悔するわ」
松葉「…何故だ葵」
『な、なんで？』
葵「津場木史郎は私の祖父だもの。あの人のやらかした事は、私がなんとかしないといけないのよ」
葵ちゃん……
本当に史郎の孫ですか？！
全然似てないよ！！主に性格面が！！
私が愕然としてると葵ちゃんは私には葵ちゃんにあげた鳳凰石のブレスレットを、松葉おじいちゃんには天狗の団扇を差し出した。
葵「ごめんなさい、この団扇とブレスレットももらえないわ」
え…えぇえ〜〜…
これも返すの……？！
やっぱり史郎と全然似てないよ〜〜
でも、やっぱこれは私が持ってるべき物じゃないんだよね。
何としてでも葵ちゃんに受け取ってほしい。
この『隠世』で生きて行くのは現世育ちの人間にとって凄く困難な事。
だから気休めでもいい葵ちゃんの御守りに持っていてほしい。
『これだけはだーめっ』
松葉「それだけは貰っておくれ」
私と松葉おじいちゃんは息ピッタリで葵ちゃんに団扇とブレスレットを返す。
『これはね、史郎にあげるって約束した《約束の品》なの』
松葉「葵が史郎の借金を背負うと言うのならそれは葵のものじゃよ」
松葉・A「約束はお前 / 葵ちゃんに引き継がれた / んだよ」
ってか、私と松葉おじいちゃん息ピッタリすぎない？凄くない？
葵「ねぇ、Aちゃん。私、あなたの所に行くことはできないけど…私と友達になってくれるかしら？」
と……友達…？
……断る理由無し！！！
多分この時の私の目はすっごくキラキラしていたんだと思う。
『いいの？！やったあ！！これからよろしくね！葵ちゃん！！』
葵「(あぁぁ…手鞠河童達とは違うあざとさのない可愛さ…！友達と言わず妹にしたい！)」
暁・お涼「(ええええ？！！A様？！)」
琥珀「はぁ…もう何も言いますまい…」
第21話 鳳凰ちゃん、小料理屋をゴリ押しする→←第19話 鳳凰ちゃん、部下をボロクソに言う
- 金 運: ★☆☆☆☆
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愛羅(プロフ) - めっちゃ面白かったです！続き楽しみに待ってます！更新頑張ってください！ (2019年5月3日 18時) (
レス) id: 83407bc1eb (このIDを非表示/違反報告)
コンマ - 大好きです！ (2019年5月2日 22時) (レス) id: a6099e0de5 (このIDを非表示/違反報告)
コンマ - かくりよの宿飯がすごく好きでこの作品を見たけど、とっっっっっても面白いです！！！ (2019年5月2日 22時) (レス) id: a6099e0de5 (このIDを非表示/違反報告)
いばら姫(プロフ) - コメントありがとうございます！これからも頑張りますのでよろしくお願いします！ (2019年3月28日 10時) (レス) id: 4dae28a5e4 (このIDを非表示/違反報告)
芽 - 続きがすっごい気になります!更新頑張って下さい！ (2019年3月26日 19時) (レス) id: 8fe2495ae6 (このIDを非表示/違反報告)
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