グラビアアイドルのお隣さんは歌い手さん！？

撮影後 ページ8

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次の日の撮影はそこまで時間はかからなかった


今日も際どい服を来て、色っぽく写るようにカメラにポーズをとる

私はカメラマンの好きな感じのポーズをその都度覚えるという得意技があるから、今日の人は〜って感じでさっさと撮影を進める

横顔が好きな人とか、からだのラインが好きな人とか、本当にむっつりな人は胸強調しとけば鼻の下伸ばしてあっという間に終わる

そのためカメラマンの間では私は撮影がスムーズに進むと人気だそうで(笑)


この特技も苦労して手に入れたものだからね！



岩浪「はい、お疲れ様〜」


いつものようになよなよとした話し方の岩浪が羽織を持って奥で待機していた

私はそれを受け取って近くの椅子に腰を下ろす



岩浪「てことで今日の仕事は終わりだね〜、何気に早く終わったけど寄りたいところとかある？」


A『ん〜？特に……あー……あそこ行きたい
あそこ、あのー……あそこのスイーツ店』

岩浪「ほぼ情報量ゼロなんだけど…ってあの高級店のこと？何？甘い物食べたい気分なの？」

A『逆になんで分かったの？すごいねー
ううん、お隣さん最近引っ越してきてさ〜お祝いとしてあげようかなって』

岩浪「え、聞いてないけど？大丈夫な人？それ」

A『うん、私の大ファンだって』

岩浪「バレてんのかーい」←

コツンッと軽く頭を殴られる


痛くないけど『痛い』と言って頭を押さえながら岩浪を横目で睨む

A『大丈夫、あそこのマンションに住む人だよ？一般人ってわけじゃないでしょ…それに顔も結構隠してたし何かの有名人かなって』

岩浪「今のところ顔を隠してるって所で怪しさ満載だけど……まぁ、今日俺も一緒に行くわ」

A『えぇ〜！大丈夫だって！』

岩浪「言い訳無用！ほら、さっさと着替えて行くぞ！！」


そのまま岩浪に無理やり立たせられて楽屋に戻り、私服に着替える

駐車場で岩浪が先に車をとってきていて扉の前で止まっていたからそのまま乗り込んだ


岩浪「んじゃー忘れもんないよな〜行くぞ〜」

A『うぃー』


適当に返事をすると車が静かに進み始めた




……てか今思えば甘いものとか平気な人なのかな

あそこ甘いの控えめなものもあるし、色んな種類買っとけばいっか

そう考えてるうちに車はスイーツ店の駐車場に停車していた

誰…？→←お隣の相川さん

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