六話 ページ8
…
『───･･･ってことがあって、
午後の授業すべてサボっちゃったし帰り際に泉に会って撒くの大変だったしレオはどこにもいないし･･･』
今日の出来事を話すとなずなはボクの頭を撫でた
昔と変わらない笑顔、
昔と変わらない撫で方、
昔と変わらない相槌の仕方、
｢･･･よしよし｣
昔と変わって人間らしく言葉を話すなずな
…………
『なずな･･･あのね、』
…………
昔から何かとなんでも話してた相手、
それがなずなだった
当時のなずなは相談相手として都合が良かったんだ
だってなずなは言葉を使わないから
面と向かって否定されることもないし
罵詈雑言を吐かれる心配をする必要も無い
今考えるとボクは最低な奴だなって思う
・
久しぶりに来た学院は良い方向に変化してて･･･凛月も嵐も楽しそうに学院生活を送ってた。
幼馴染の真緒は凛月の所業に困り果ててたけどね
･･･でも、みんな笑顔だった
・
『･･･ボク、もう愛されないのかな』
・
・
｢ねぇ、
なんでそんなこと言うの？
俺あっくんのことま〜くんの次に愛してるよ｣
・
無意識に呟いた言葉だった
・
なずなを困らせちゃうと思って直ぐ訂正しようと思ったら、ドアから凛月と青髪の後輩が入ってきた
｢凛月ちん･･･と創ちんまで？｣
どうやらなずなは知り合いのようだ
『･･･どこから聞いてたの？』
｢別にどこからでもいいでしょ？暗い顔して出ていったかと思えば空き教室で、ね･･･。｣
何故か凛月は何故か怒り気味だった･･･え、なんで？
ボク怒られるようなことはしてないんだけどなぁ
そんなことを考えてたら青髪の後輩に袖を引かれた
｢僕、紫之創です。･･･よろしくお願いします！｣
『･･････うん！よろしくね創！
ボクは藍星A、お好きに呼んで欲しいな！』
｢っはい！ありがとうございます｣
もう手馴れた笑顔で自己紹介をすると、
創は何故か胸に手を置いてほっと息をついた
話し終えると創はなずなに駆け寄った
・
・
ぼーっとしてたら急に凛月がボクを背中から抱き締めた
｢ねぇ･･･明日も来るよね？｣
『･･･
ごめん』
悲しい顔させちゃってごめんね
でも多分"ボク"が"ボク"である限り
･･･もう此処には戻れない気がするんだ
…
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れもんてぃー(プロフ) - アリサさん» アリサさんありがとうございます！ご期待に添えられるよう、頑張ります！ (2021年9月8日 18時) (
レス) id: ee93852d02 (このIDを非表示/違反報告)
アリサ - 好きです。更新楽しみに待ってます (2021年9月8日 18時) (レス) id: 2149cb42f2 (このIDを非表示/違反報告)
れもんてぃー(プロフ) - ねこまるさん» ねこまるさんありがとうございます！そう言って頂けて幸いです！これからも精一杯頑張ります！ (2021年9月4日 8時) (レス) id: ee93852d02 (このIDを非表示/違反報告)
ねこまる - え、待って、すごい好きです。こういう感じの夢主本当好きなんです！文章書くのも上手で…！作者様のペースで更新頑張ってください！ (2021年9月4日 8時) (レス) id: ccf2dbd148 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもんてぃー x他1人 | 作成日時：2021年9月2日 11時
