食事 ページ32
「できましたょ^^♪ ここの家冷蔵庫にあんまり食材はいってないのでたいしたもの作れませんでしたけど(笑)」
「純もタクを見習って自炊しろよー」
「そうですねー、考えておきます・・・( ̄∀ ̄)」
「やるつもりないな、こいつ(笑)」
「これぐらいなら食べれそう? まぁ無理しなくていいからちょっとでも食べて?」
お茶碗に半分ぐらいのお粥をつくってくれていたが、やはり食欲はないままだ。
「ありがと(^_^)」
「やばい、タク 料理うますぎ! うちの嫁よりも・・・(笑)」
「そんなことないですよ、奥さんかわいそうです(-_-)」
「嫁が下手とはいってない! お前がうますぎるんだよ(^_^;)」
お粥を少し口にいれてみるが、やっぱり喉を通らない。胃の痛みも続いている。
「純、大丈夫?」
「あ、うん^^」
無理矢理飲み込んで返事をする。
「無理しなくでいいよ? 気分悪くならない程度で。」
「ごめん、もう食べれそうにない・・・ 胃が痛くて・・・」
お茶碗半分の、そのまた半分が限界だった。
「とりあえず薬飲んではやく寝た方が良いよ。」
2人に心配をかけたくなかったからできるだけ元気そうにふるまっていたが、本当は球場にいた
時よりもさらに身体がだるくてだるくて仕方がなかった。
「ふぅ・・・」
側にあったソファに横たわり、思わずため息をつく。
「そういえば、熱測ってないな。 一回測ってみて? 体温計は・・・」
「そこの引き出しの中にあります・・・」
「あった! はいっ。」
「ありがとうございます(ーー;)」
『〜♪』
「あ。」
自分で結果をみる前に松田さんにとられてしまった。
「ちょ、お前・・・。 39.9℃って・・・」
「あれ、そんなにありましたー・・・?」
「座ってるのも喋るのも辛かったんだろ? ごめんな(>_<)」
「いえいえ^^;」
「あ。 冷えピタか何か家にある? なかったら買ってくる!」
「あ、多分冷蔵庫にありますよ。」
「まじ? 良かった良かった。」
なんとかベッドに移動し、頭の下には氷枕、おでこには冷えピタ、その上にぬらしたタオル・・・と、完全に病人化してしまった(ーー;)
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作者名:美咲 | 作成日時:2012年8月6日 1時