縁の始まり【Fischer's】 (ページ41)

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マサイside

(やばいっ、どうしよう...部屋から出られない)

リビングに彼女がいると思ったらさっきしでかしたことが恥ずかしくて仕方が無い

ドアをすこーし開けて様子を見る

リビングで体育座りをして顔を伏せていた

髪の間から見える右耳が赤くなっている気がする

(出ないわけには行かないな)

と意を決して寝室から出る

バッと顔を上げた彼女の顔は赤かった

「顔が赤いけど、大丈夫？」

「あっ、うん、大丈夫////」

と言って彼女の隣に座った

「話したいことってなに？」

「あの...さっき。シルクから聞いてね」

自分の膝を見ながら話す彼女を横目で見て

(そういえば、いつもAの目を見て話していたな～)

なんて考える

「あのっ、、、それでね」

と話しているAのほっぺを両手で挟んでこっちに向ける

必然的に俺と目が合う

「A？目を見て話そうよ」

と言うと彼女の顔は真っ赤になった

「えっ、でも、それだと、、、」

と言って何も喋れなくなってしまった

(可愛いなぁ)

と思い、Aのおでこにキスをした

チュッ

「えっえええぇ！？」

と驚くAが離れようとするので右手を掴んで引き寄せる

抱きしめた

「どこいくんだよ」

「だっ、だってマサイが.....」

彼女をぎゅっと抱きしめて

「好きだよ」

と赤くなった耳元で伝えた

「えっ？あっ、あっ、わたしも.....」

狼狽えている彼女から離れる

「ごめんな、彼氏がいるのにこんなこと.....カンタに悪いよな」

「まって！違うのカンタとは付き合ってないよ！」

・・・・・・・。

すぅーっと息を吸う音がした

俺の左手にAの右手が重なる

「わたしはマサイが好きだよ」

もう1度抱き寄せた

「嘘じゃないよな」

「嘘じゃないもん」

「カンタは？」

「付き合ってないよ」

「本当に俺のことが好きなの？」

「うん////」

Aが俺のほっぺにキスをする

チュッ

「分かってくれた？」

たぶん、俺の顔も真っ赤になっているだろう

「うん//////」

・・・・・・。

ぎゅーっと抱きしめる

「Aは俺のモノだ」

と言って今度は口にキスをした