4 ページ4
シルクside
「おい!やべーぞ!寝坊だ!」
昨日飲みながら編集してそのまま寝てしまったようで起きると7時半だった
「今日はアスレチックに行くからって8時にンダホんちに集合じゃん、あと30分だぞ」
朝から騒ぐシルクの声がする
「おいっ!マサイ起きろ!俺自分の部屋戻るな!」
そう言ったかと思うとドタドタドタと廊下を走って出ていってしまった。
ちょうどエスカレーターの前にスーツ姿の女の人が立っていて乗り込む寸前だった
「あっ!乗りまーす」
と声をかけると扉を開けて待っていてくれた。
素早くエレベーターに駆け込む。
そして気づいた。
(あれっ?昨日のお隣さんじゃね?)
ロングヘアの黒髪で昨日は後ろ姿しか見えなかったが間違いないようだ。
「すいません、ありがとうございます」
と言うとこっちに顔を向けた
「何階ですか?」
大きな黒い瞳と目が合った。
ドキッ。
胸がなった気がした。
「えっ?あっ、1階で大丈夫っす」
とだけ言って目を逸らした。
チンっ
エレベーターが着くと彼女は開くボタンを押してくれる
「ありがとうございますっ」
と言って顔を合わせずにエレベーターを降りたとき
「いってらっしゃい」
と彼女が言った。
おれは自分の部屋に向かった
部屋に入ってさっきの言葉を思い返す
(たぶん俺のことは知らないだろうな)
Fischer'sも有名になりつつあるがまだまだ知らない人がいるのは現実だ。
全ての人が知っていると奢るほどではないが時には自意識過剰なほど自分の周りに気をつけなければならない
ボーン
モトキンダホー!起きてるかー?
ンダホ起きてるよー!
モトキおっ!珍しいじゃん!ちゃんと起きれたんだね
ンダホおう!だから迎えに行こうか?
モトキ俺はもう向かってるよー
モトキはえーなぁ
シルクわりー!俺とマサイさっき起きてこっちまで迎えに来てもらってもいいか〜?
ンダホおう!いいぜぇー
マサイいや、わりぃーなー
ンダホじゃあ、15分にシルクたちのマンション前な〜
よし、りょーかいっと送信して、準備しなきゃっ
6人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みぃ | 作成日時:2017年12月20日 9時