縁の始まり 【Fischer's】

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Aのお部屋

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

「あー、もしもしー？じゅんー？お引越し終わったよー」


「うん！前に言ってたお部屋にしたの！」



「そーそー！今度遊びに来てね」



「えっ？また出張？？」


「あっ、うん！わかった！また今度ね〜」


「おやすみなさい」


プツッ


(じゅん最近忙しいんだな...)


ふと外を見ると夕焼けが見えた


ガラガラｯ


「うわぁー、ここ眺めいいんだ〜」


真っ赤に染まる夕焼けをベランダから眺めた



「「あははははは、おいー！」」


さっきまでは留守だった隣から笑い声が聞こえてくる


(お隣さん帰ってきたのか、男の子なのかな〜)


なんてことを考えながらベランダで明日からの仕事を考える


(あの資料作って、プレゼンしないとなー)


「夕日が綺麗だな〜あっ！そーだ！」



部屋に置いてあったカメラを持ってきて


パシャっ


「うん！いい感じ〜」


「この部屋に来た記念に飾ろーっと！」



部屋に戻って、撮った写真をパソコンで読み込んで編集で日付を入れる。




その壁には今まで友達と行った旅行の写真や幼馴染みと撮った写真、そして彼氏の海渡と撮った写真が飾ってある



海渡との写真の上に夕日の写真をクリップで挟んだ



「明日の資料作んないとな〜」



カタカタカタカタ

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