縁の始まり【Fischer's】 (ページ2)

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マンションのエレベーター前

二人の男の人

「あ～、今日も疲れたな～」

「お前がはしゃぎまくるからだろ、ったく、こっちは腰がいてぇーよ」

「まぁまぁ、楽しかったろ？笑とりあえずマサイの家でのもーぜー」

「おー」

チーン

先に降りたシルクがすぐに止まる

「おいっ、あぶねーなー」

「おい、マサイの家の前に誰かいるぞ」

「はっ？」

マサイの家の前に女の子

「知り合いか？」

「いや。たぶん知らねー」

シルクとマサイで顔を合わせる。

「「視聴者か？」」

・・・・・。

「おい。どーすんだよ、本当に視聴者だったら不味いだろ、バディさん呼ぶか？」

マサイがスマホをポケットから取り出した。

「まぁ、相手は女の子だし、話しかけて、聞いてみるか...」

Aside

お隣の302号室

自分の部屋の隣はここしかないので挨拶もここだけ

(どんな人だろ、変な人じゃないとといいなぁー)

「はぁ～」

ピンポーン

・・・・・。

(あれっ？いない感じかな？じゃあ、また今度でいっかー！)

ガチャっ

シルクとマサイside

その一部始終を除いていた二人

「って、おいー！お隣さんかよ！」

「そーいや、今日引越しのトラックがしたに止まってたわ」

持っていたケータイをポケットに戻す

「いや、ビビりすぎだろ(笑)」

「いや、お前もビビってたかんな(笑)」

「まぁ、いーや、家にいなかったんだから居留守じゃないだろ(笑)」

ガチャっ

「ギリギリセーフな(笑)今度来た時に挨拶すればいーべ」

シルクは買ってきたビールを冷蔵庫に入れながら飲む１缶だけ出して

「さぁー、編集しよ」

といってパソコンに向かってしまった。

(隣に住むのは女の子かぁ～、めんどくさいことにならなきゃいーけどな)

と思いながら自分のビールを開けた。

これが縁と縁の始まりとなることも知らずに...。