【HQ!!】ねぇ、先輩。【黒尾鉄郎】-完- (ページ3)

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始まりはわかりやすく一目惚れだった。

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研磨「女子マネ、欲しいって言ってたでしょ、連れてきた」

俺らが2年の夏前だったと思う。

研磨が女子を1人連れて体育館にやってきた。

『連れてこられました！』

研磨「放課後暇だからやってくれるって」

山本「うおおおおおおお！！！」

夜久「うるせぇ山本！！」

黒尾「そう言う夜久もうるせぇよ！」

主将「ほんっとお前らは…」

そしてふとAの方を見たとき、

黒尾「っ…！」

『あっ…』

俺らのじゃれ合いを楽しそうに眺めていたAと目が合った。

明からさまに顔を赤くして、目を逸らすA。

’’やべぇ、可愛いすぎじゃね？

なんだ今の。’’

別に際立って可愛いとか、

トップモデル級の可愛さがあるわけでも無かった。

だけど、

なんか今、心を動かされた。

そんな女だった。

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