【HQ!!】あかんって分かっとんのに、な。【宮侑】-完-

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「あれ、侑が最近よぅ会いに行っとる先輩やないか？」





そう言われたんがことの発端。





侑「Aさぁん！！」





Aさんの姿を見つけるなり叫ぶ。






「ほんま可愛ええなぁ」



侑「せやろ〜？」



「お似合いやと思うで？俺は」



侑「Aさん好きな人おるんよ」



「そりゃイケメンなんやろなぁ」



「あないにきれいな人に好かれるなんて前世でどんなええことしたんやろな」



侑「それが俺のバレー部の先輩！」



「バッチバチやな、笑」



侑「バッチバチ…？」





なんのことや。





「え？侑あの先輩のこと好きとちゃうん？」



侑「そう見えるか？」



「俺には好きなようにしか見えへんけどなぁ笑」



「俺もや」





そう口々に言った。





やっぱそうやんな。





侑「せやけど俺は、Aさんの恋愛相談役や。」



「なんや侑らしく無いなぁ」



「せやせや、好きなもんは好きでええんとちゃう？」





俺はAさんのこと好きになっちゃいけへんと思っとった。





Aさんの恋を応援する側やし。





せやけど、





Aさんは俺に色んな顔を見せてくれはった。





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知らん間に、惚れてもうたんや。





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