【HQ!!】あかんって分かっとんのに、な。【宮侑】-完-

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＿＿＿なぁ、なにやっとるん？





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朝練が終わって自販機に寄ってから教室に行くため、校舎裏を通ったとき。





学校の塀の上におったアンタ。





侑「なぁ、なにやっとるん？」



『うわ、宮侑』



侑「女の子にうわ言われたん初めてやわ」



『やかましいわ』



侑「3年、か？」



『分かっとるなら敬語使い』





めっさ可愛い、そんな印象やった。





でも、





侑「北さんと仲良い人やろ」





アンタは「まぁ、仲良うさせてもろてるなぁ」と言いながら塀から飛び降りた。





『んじゃ、遅刻ギリギリやから行くわ』





俺を見てキャーキャー言わへんのが少し悔しかった。





せやからアンタに興味が湧いたんや。





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遅刻ギリギリで正門まで行っとる時間が無かったその日。





侑「なぁ、なにやっとるん？」



『うわ、宮侑』





咄嗟に失礼なことを言ってしもたと思ったのも束の間、






侑「女の子にうわ言われたん初めてやわ」



『やかましいわ』



侑「3年、か？」



『分かっとるなら敬語使い』





そして、





侑「北さんと仲良い人やろ」





信介の名前が出てきて少し動揺しながらも、「まぁ、仲良うさせてもろてるなぁ」と言いながら塀から飛び降りた。





特に話すこともないし、



別に人気があるからって宮侑に興味があるわけでもあらへん。





うちは、「んじゃ、遅刻ギリギリやから行くわ」と言ってその場を去った。





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この後この出会いがうちを左右するとは知らんと。





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