【黒バス】俺に落とせない女はいないんス。【黄瀬涼太】-完-

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『おはよ涼太』



黄瀬「おはよーっす」





ウィンターカップも終わり、帰りの新幹線。





黄瀬「隣、いいっスか？」



『ん、いいよ』





俺はAっちの隣に腰かけた。





黄瀬「明日から旅行っスね」



『そうだね、飛行機とか取れた？』



黄瀬「取れたらしいっスよ全部。」



『ありがとう』





明日からの1泊2日はすごい楽しみだし、



絶対Aっちのことも楽しませる。





けど、インハイで負けた事実は変わらない。





やっぱり、この負けがどうしても悔しかった。





『そんな落ち込んだ顔しないでよ涼太らしくないよ』



黄瀬「っスよね」



『いいじゃん、ウィンターカップ勝てば』



黄瀬「Aっち…」



『ほら、』





Aっちは小指を立てた。





俺はその小指に、自分の小指を絡ませる。





『約束、ウィンターカップで勝つよ。』



黄瀬「…っ！」





Aっちの指は驚く程に細くて、





黄瀬「はいっス！」





女の子らしい指だった。





黄瀬「絶対、今回より1つでも上に上がるっス！」




『うん！』





＿＿＿“指切りげんまん！”＿＿＿





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