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#19 ページ19






黄瀬「あ、」




授業が始まる5分前。




古典の教科書を忘れたことに気づいた。




「どうしたの?黄瀬くん」



黄瀬「何もないっスよ」





営業スマイルを繰り出しながら、





どうするか考える。





古典の先生面倒臭いっスから無いとヤバイんスよね〜。





Aっちに借りればいじゃないっスか。






俺は教室を飛び出して2つ隣のAっちの教室へ向かう。





「あ!黄瀬くん来た!!」



「今日もイケメン〜」





手を振りながらAっちの机に向かう。





黄瀬「Aっち!」



『まさかとは思ったが本当に私に用か』



黄瀬「古典かして下さいっス!」



『はぁ、なんか奢れよ営業スマイル野郎』



黄瀬「ちょ!え、営業スマイルじゃないっスよ!!」



『動揺しすぎ〜バレバレ〜』



「ほんと黄瀬くんにそんなこと言えるのAだけだよね笑」





Aっちのお友達が言う。





黄瀬「ほんと辛辣っスよね〜」



『辛辣って言葉知ってるんだ笑』



黄瀬「酷くないっスか!?」



『ほら、早くこれ持って出てけお前のファンがうるせぇんだ』



黄瀬「あ、ありがとうっス!終わったら返しに来るっスね!」



『はーい』





2人のときはもう少し優しいのに、





もうツンデレっスね、Aっち。





可愛いっスわ、ホントに。























古典の授業中。





Aっちの教科書にはマーカーだのペン入れなどしてあった。





へぇ、思ったより教科書綺麗なんスね。





そこで俺は、





大好きっすよ、Aっち。

涼太




と黒ペンで書いた。






大好きとか…





今さら恥ずかしい。






告白みたいじゃないっスか。






でもまぁ、






Aっちはきっと





『やめてよしかもペンかよ』





とか言うんだろうなぁ。






そして俺はなんとか古典授業を終え、



教科書を持ってAっちの教室に戻る。





黄瀬「Aっち〜」





「あ、また黄瀬くん来た!今日幸運すぎるっ!!」



「ほんと、オーラが違うよねぇ」





何回も何回も本当に飽きないんスかね。





『なんか企んでるような顔だな、なんかした?私の教科書に』



黄瀬「えっ!バレるの早くないっスか!?」



『マネージャー舐めんな?』



黄瀬「スンマセンっス」





そしてペラペラとページをめくるAっち。





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まみ(プロフ) - この続編が見たいです! (2020年10月25日 21時) (レス) id: 911d660f53 (このIDを非表示/違反報告)
mi…(プロフ) - 姫坂ひなのさん» わあああありがとうございます!!!今稲荷崎を書いているのでぜひ!! (2020年4月4日 22時) (レス) id: 4065260f63 (このIDを非表示/違反報告)
姫坂ひなの(プロフ) - キャアアアァ素敵な話でした…!新作のハイキュー!!のも楽しみにしてますね! (2020年4月4日 21時) (レス) id: 0879417deb (このIDを非表示/違反報告)
mi…(プロフ) - ちょこれーとさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!推しは赤司ですが、黄瀬と虹村さんも好きです!!!! (2020年4月4日 17時) (レス) id: 4065260f63 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと - すごく面白かったです!推しってやっぱ黄瀬君なんですか? (2020年4月4日 16時) (レス) id: 64be1a2e2a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mi… | 作者ホームページ:I don't have.  
作成日時:2019年12月27日 12時

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