【黒バス】可愛い後輩が好きな人へ変わる瞬間｡【笠松幸男】-完-

#27 ページ27

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合宿が終わり1週間が経った今日。





黄瀬と共に部室に現れたA。





『おはようございます！』



黄瀬「おはよーございまっス」





黄瀬との距離はやはり近い。





やっぱAは黄瀬のことが好きなんだろうか。





『じゃ自分は準備行ってきまーす』





Aはボトルやらタオルやらを持って行ってしまった。





黄瀬「笠松先輩」



笠松「どうした」



黄瀬「俺はもう先輩には敵いません笑」



笠松「は？」





いやいきなりなんだよ。





笠松「どーゆーことだよ」



黄瀬「それ以上は言わないっス」



森山「そーか黄瀬お前も頑張ってんな」





森山は全てを察しているようだった。





笠松「いや、何がだよ？」



森山「察せ」





いや無理だ。





笠松「まぁいいよ」





俺は結局何もわからないまま話を終えた。





俺に敵わないって何だよ。





バスケか？



いやバスケはとっくに黄瀬の方が上なはず。






そんなこんなで部活終わり。





片付けのときにAか俺のところに来て言った。





『先輩、あの、夏休み最後にあるオフ、遊びに行きませんか？』



笠松「え？2人で？」



『はい』





そんなん、期待するに決まってる。





笠松「明後日、だろ？」



『え、もうそんなすぐでしたっけ？』



笠松「おう」



『あ、じゃあその日です』



笠松「いいぞ」



『やった！ありがとうございます！！』





しかもそんな嬉しそうな顔をして。





諦めさせてくれねぇのはお前だからな。





『どこ行きますか？』



笠松「お前はどこ行きてぇんだよ」



『私は…ディズニー行きたいです』



笠松「おう、じゃそこ行こう」



『えっいいんですか！？』



笠松「お前が楽しくなきゃ意味ねぇだろ」



『それはこっちのセリフですよ』



笠松「お前とならどこでも楽しめそうだから俺はどこでもいい」



『っ…！は、反則ですよ…///』





Aの笑顔が見れるなら、俺はどこだっていいんだ。





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