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Aを好きと確信してからは、普通に話すだけでも少し緊張した。
そしてチキンな俺は、とくに何もアクションを起こせなかった。
その間にも、キセキや他校の奴は手を出す。
次の日の朝、Aは赤司と話していた。
『そー、それでさ!…』
赤司「Aは変わらないね」
『大人になったよ!たぶん!』
赤司「いや自分で言ってるうちはまだお子様だよ」
『そうやってすぐ子供扱いするよねほんと!』
赤司「Aがそう見えるからだよ笑」
距離が近い。
2泊3日の内、同じ学校だってのに半分も一緒にいない気がする。
今日終わってしまったら、もう明日は1試合だけやって帰るだけ。
青峰「よぉA」
そうこうしてる内に青峰も合流。
いや、キセキの世代の赤司と青峰と黄瀬に好かれる女ってすげぇな。
緑間と紫原はどー思ってんのか知らねぇけど。笑
・
そして朝食を食べて2日目が始まった。
午前中、特に何も大きなことは無く終了。
しかし午後、2試合目が終わった時に赤司がアクションを起こした。
海常のベンチに座ってノートを書いていたAを、赤司が呼ぶ。
赤司「A」
『あ、征十郎。試合は?』
赤司「この試合は空きなんだ。」
『あ、そうなんだ。で、なんかあった?』
赤司「少し話さないか?」
『え?』
赤司「次、審判だろう?」
『あ、うん』
そしてAは赤司と一緒に外へ出ていってしまった。
俺は審判をやりながら、赤司とAが気になって仕方なかった。
黄瀬「行っちゃったっスね、Aっち」
笠松「ああ、そうだな」
黄瀬「悔しくないんスか?」
笠松「ん、別に」
なんて強がった。
黄瀬「そうなんスね」
コイツは悔しいんだろうな、Aが好きだから。
でも俺はまだ黄瀬にはAが好きとは言っていないから変に話すとバレる。
そして第2Qが終わった頃Aと赤司が戻って来た。
『はは、確かに〜』
赤司「だろ?」
なんて楽しそうに。
まさか付き合ったとか言わないよな?
俺にも、まだチャンスをくれ。
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はろ。(プロフ) - めちゃめちゃ最高でした!!!! (2022年12月20日 18時) (レス) @page43 id: a719d361a2 (このIDを非表示/違反報告)
天の川 - 最高っす 笠松パイセンの初々しさが最高 (2020年5月18日 19時) (レス) id: 348cf1e7b1 (このIDを非表示/違反報告)
mi…(プロフ) - まゆさん» 冬休み頑張ります!!コメントありがとです! (2019年12月17日 7時) (レス) id: 4065260f63 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - キャー、笠松さん可愛いです! (2019年12月16日 23時) (レス) id: 69e59c5c29 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 続きが気になります!更新楽しみにしています! (2019年11月16日 16時) (レス) id: 69e59c5c29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mi… | 作者ホームページ:I don't have.
作成日時:2019年10月31日 21時