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8月中旬、朝8時。
外は朝でも容赦なく暑い空気が漂っていた。
バスの中から見てもそれはよく分かった。
『合宿やな』
国見「何でそんなにテンション高いんですか…」
『逆に何でそんなにテンション低いん？』
国見「俺は練習嫌いなので」
俺の隣に座るAは、通路を挟んで国見ちゃんと会話を交わす。
及川「ねぇA」
『ん？なんや？』
及川「外暑そうじゃない？」
『そんなん分かりきっとることやろ』
それしか会話のネタ無かったんだからしょーがないじゃん！
国見ちゃんと話してるの嫌だったんだから…。
及川「そーいや、」
なんで牛若ちゃんと仲良いのか、聞くチャンスじゃない？
『ん？』
及川「なんで牛若ちゃんと仲良いの？」
『あー、2年のインハイ予選のときにな、うちジャージ失くした言うて騒いどったやろ』
及川「うん」
『あん時な、探しとったら若利がうちのジャージ持ってて、声掛けてくれたんや。』
及川「それだけでそんなに仲良くなったの？」
『いやなんか、俺のチームに君のこと可愛いって言ってる子がいるんです、言うてて、知ってはるんですか？って、そこからちょいと話してん』
牛若ちゃんのセリフを真似して、
声を低くして標準語で話すAが可愛くて少し笑ってしまった。
及川「白鳥沢にAのこと可愛いって言ってる人がいるってこと？」
『もしかしたら、な』
及川「でも牛若ちゃん嘘つくようには見えないし、本当にいるんじゃない？」
『さよか？それはちょっと嬉しいなぁ』
及川「まぁAは可愛いもんね？」
『可愛くないで』
そう言ってスマホに目を落とすA。
LINEの画面がチラッと見えた。
“牛島 若利” と書かれたトーク画面だった。
及川「え、LINEまで交換しちゃってんの！？」
『人のスマホ覗き見なんて趣味悪いで自分！』
及川「だって牛若ちゃんのLINE持ってるってすごくない！？」
『向こうから貰ったんやで？』
及川「え？」
『多分それは2年の春高予選のときや』
待って、牛若ちゃん自らLINEを差し出した？
そんなことある？
及川「牛若ちゃん、Aのこと好きなんじゃない？」
『アホか自分』
自分からLINE差し出すなんて、
他校の子になら、
好きな子以外にする？
なんか嫌な予感する、な。
＊
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mi…(プロフ) - おかかのおにぎりさん» ありがとうございます！！好きと言ってもらえると嬉しいです！！新作もお楽しみにしててください！！ (2020年4月20日 18時) (
レス) id: 4065260f63 (このIDを非表示/違反報告)
mi…(プロフ) - 黒崎零菜さん» ありがとうございます！！好きと言ってもらえると嬉しいです！！新作もお楽しみにしててください！！ (2020年4月20日 18時) (レス) id: 4065260f63 (このIDを非表示/違反報告)
黒崎零菜(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても面白かったです。この作品は個人的に好きでした！新作楽しみにしています (2020年4月20日 18時) (レス) id: 943180d6d6 (このIDを非表示/違反報告)
mi…(プロフ) - おかかのおにぎりさん» ありがとうございます！！！！頑張ります！！！！ (2020年4月19日 18時) (レス) id: 4065260f63 (このIDを非表示/違反報告)
おかかのおにぎり(プロフ) - 完結おめでとうございます！お疲れ様でした〜！！一途な及川さん素敵でした！次作も頑張ってくださいね！ (2020年4月19日 17時) (レス) id: 64b2331bfd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mi… | 作者ホームページ：I don't have.
作成日時：2020年3月29日 2時
