【HQ!!】逆向きの下心。【及川徹】-完-

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岩泉「で？進展あったのかよ」





そう言われたのは夜10時。





Aとマッキー、まっつんと分かれて帰り道だった。





及川「うん、なんかヤバかった」





気付いたら帰りの時間で、





人も少なくなっていて。





岩泉「付き合ったのか？」



及川「いや、手繋いだ」



岩泉「えっ…？」





岩ちゃんの驚いた顔ったら、、、。





及川「恋人繋ぎもしちゃった」



岩泉「まじか…」



及川「それでさ」



岩泉「ああ」





俺は、Aが俺と付き合ってるという噂が流れても別にいいと言っていたことを全て話した。





及川「どう思う？」



岩泉「どう思うも何も、なんで告白しなかったんだよ」



及川「なんか…言葉が出なくて」



岩泉「これで気付いたらAが違う人を好きって言っても文句言えねぇぞ」





そうだよね。





「奇遇やな？うちもええで？」



「鈍感やな」





Aのあの言葉は、





告白してっていうサインだったのかもね。





あーあ、なんでこんなに余裕無いんだろう。





いつもなら女の子に余裕無いなんてことは無いのに。





岩泉「にしてもお前ら両想いかよ」



及川「そうなるのかな…」



岩泉「A狙ってる奴多そうだし、サラッと取られねぇようにな」



及川「ほんっとに」





マッキーとか…絶対好きだもん。





見てれば分かる。





俺がAと2人で話してるときとかたまにこっち見てるもん。





今日の集合のときも、岩ちゃんがAを呼んだときのあの顔よ。





及川「頑張らなくちゃ」



岩泉「ほんっと、及川じゃねぇみたいだな」



及川「なんでよ！」



岩泉「お前が一途になる女なんていねぇと思ってた。」



及川「それどーゆーこと！？」



岩泉「基本お前ってタラシじゃんかよ」



及川「ねぇそれ酷くない！？」



岩泉「今に始まったことじゃねぇ」





でも、





俺もそう思っていた部分はある。





及川「まあ、」





Aが俺を変えた。





及川「それだけAがいい女ってことだよね」



岩泉「そうだな」





Aが振り向いてくれるまで、





俺諦めないから。





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