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彩said
砂『と言っても立花は俺らと直接話せたりできんの?』
うーん、と首を捻っているとお兄ちゃんが
兄『3年前より回復は早いと思う。あの時は男と話すことさえ難しかったから』
なるほど。
悠『どうやって回復していったんですか?』
兄『あの時はまず少しずつ外に出られるように訓練してとりあえず学校に行けるようにしたな』
上『今は会話はできるから、面と向かって話せるかが壁になるのか』
皆気遣う視線を浴び戸惑っていると
若『やっぱり物は試しだろ!』
と言われた。
お兄ちゃんもやってみる他ないという結論に至ったらしく、目で「どうする」と聞いてきた。
正直あまり気は進まなかったがそれ以外に今できることはないのでやってみることに。
兄『とりあえず、この中の誰か一人が廊下出て、彩が自分のペースで出てくればいいんじゃね』
お兄ちゃんがと言うと俺が行くと言わんばかりに、皆の視線の間で火花が散った。
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奏月猫。(プロフ) - どの作品も素敵ですごく好きです。これからも頑張って下さい! (2023年1月24日 21時) (レス) id: ed0fc9dec4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みずくらげ | 作成日時:2023年1月7日 18時