今日:40 hit、昨日:35 hit、合計:41,307 hit
小｜中｜大
16 ページ16
彩said
じくじくと傷がその存在を訴えかけてくる。
考えすぎだと何回も何回も、自分を落ち着かせようとするも痛みは全く収まらない。
顔色は幾分かマシにはなっているだろうが、いつもと比べたら大分悪いだろう。
同じクラスの翼や忍も心配そうにこちらを気にしながらも話しかけずにいてくれたが、放課後久しぶりに部活に顔を出すと悠飛が驚いた顔をして
悠「お前顔色悪いぞ」
と声をかけてきた。
自分でも自覚していたために咄嗟に反応できず、黙っていると
悠「今日は帰れよ」
と厳しい顔で言われ、更に部長たちにもそう言われてしまい帰ることになった。
残念に思いながら校門へ行くと砂原が誰かを待っているようだった。
近づいていくと、こちらに気が付いたようで片手を上げ「よっ！」と私に声をかけた。
「誰か待ってるの？」
そう聞くと砂原は悪戯っ子のようなヤンチャそうな顔で微笑み
砂「おまえ」
と言った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 19人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
奏月猫。(プロフ) - どの作品も素敵ですごく好きです。これからも頑張って下さい！ (2023年1月24日 21時) (
レス) id: ed0fc9dec4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みずくらげ | 作成日時：2023年1月7日 18時
