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彩said
家に帰り、いつも通り手を洗っているとママが後ろからやってきて心配そうに「大丈夫だった？」と聞いてきた。
「特に何も無かったよ」
そう笑顔で麗奈のことは無かった事にする。
母「しばらくは心配だからやっぱり送り迎えするわよ」
「いいってば。友達もいるし、ね」
母「でもあの時の事。まだ犯人捕まっていないのよ。」
無意識に、生々しく思い出されるあの時の光景に傷が痛む気がする。
傷に手をやりながら、お母さんに
「本当に大丈夫だって。心配しすぎ」
そう言って私は自分の部屋に戻った。
あの時の事…小学４年生の時のこと。
あの年は私へのいじめが激化し、引っ越しこの土地に来た年だ。
ママやパパが過保護になるのも当たり前と言えば当たり前だ。
また傷に手を触れる。
「もう過ぎたことだから。」
そう言ってお風呂場へ足を向けた。
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奏月猫。(プロフ) - どの作品も素敵ですごく好きです。これからも頑張って下さい！ (2023年1月24日 21時) (
レス) id: ed0fc9dec4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みずくらげ | 作成日時：2023年1月7日 18時
