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彩said
不幸はいつも突然現れ、今ある幸せを奪っていく。
私は鏡を見ながらそっと耳の上あたりの髪をかき上げる。
やっと男の人への苦手意識もなくなり普通に生活し、なんと男の子の友達さえできた。
前に進んでいる自分に満足してしながらも決して治らない痕になっている7cmくらいの一直線状の傷を見つめる。
「もう3年前か」
小さく呟き目を伏せる。
やはりこの時期になるといつも外に怯える自分がいる。
小さく息を吐き出し、もう一度傷見つめ今度は目を見る。
「もう昔のことだよね」
自分の暗さを吹き飛ばすように明るく言って、リビングに向かった。
家族以外誰も知らない傷がじくじく痛む気がする。
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奏月猫。(プロフ) - どの作品も素敵ですごく好きです。これからも頑張って下さい！ (2023年1月24日 21時) (
レス) id: ed0fc9dec4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みずくらげ | 作成日時：2023年1月7日 18時
