鶴丸の妹は営業スマイルが得意のようです (ページ5)

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好かれる為に・・・ページ5

桔梗サイド

相変わらず、世界は変わらない

天下五剣を手に入れようとする者、有名な刀を誰もが欲しがる

私だってそうだ

有名な五条国永が打った短刀

それだけで私は求められた・・・

私の存在価値はそれだけかもしれない。だからこそ、私を愛してくれたら主人が大好きだった

その記憶もうろ覚えでしかないが・・・

【レアの刀剣女士！？絶対来いよ！】

却下

【私(ﾜﾀｸｼ)見たいな高貴な者が持つ刀よ】

却下

自分の欲求だっけを叶えたい奴、権力を見せびらかしたい奴。そんな奴等ばかり・・・

そんな声ばかりで耳を塞ぎたくなって、手で塞ごうとした時

【どんな姿なの？どんな性格なの？どんな人の刀だったの？会って聞きたい！】

結構な変り者だろうか。こんな私に会いたい？

その声の主に会って見たくなった

この人間は、価値とか関係なく愛してくれるだろうか

私はその声の聞こえる方に足を伸ばした

桔梗『私は桔梗国永と言います。兄さん共々よろしくお願いします』

いつもの笑顔、いつもの声で挨拶をする

大体これをしていたら私の本心を知られる事もないから楽である

私の目の前には、巫女服を着た身長の高い女の人が驚いた様に立っていた

瑠璃「声が可愛い！本当に鶴さんの妹！？」

桔梗『え。何、この騒がしい人。兄さんより苦手k？「お前、桔梗か」その声は、へし切長谷部ですか』

私の言葉を遮る声

その声は聞き覚えが合ったので、私はその人物の名前を呼ぶ

瑠璃「二人って知り合い！？」

さっきからこの人、うるさい・・・迷惑極まりないな

長谷部「そうです。桔梗はあの男の所にいた短刀ですので」

桔梗『まさかへし切長谷部がここにいるとは・・・驚きました。織田家以来ですね』

そう言うと彼は顔をしかめた

理由はおおよそ分かる

長谷部「‘へし切長谷部’と呼ぶな。長谷部と呼べ」

桔梗『はいはい。長谷部ですね。で、その煩かった人が主様でいいのですか？』

瑠璃「あ、うん。私はこの本丸の審神者。瑠璃って言います。主か瑠璃って言ってくれたら嬉しいな」

とりあえず、笑顔で『はい！』とだけ返事をしておこう

？「主殿。先程から騒がしいのですが」

？「うるさいぞ」

聞き覚えのある声に私はその方向を見た

そこには、足利と豊臣で一緒だった刀がいた。名前は確か・・・

桔梗『一期さん！骨喰君！』

その二人も驚いた様に反応した