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真実 ページ18

車から飛び出した私の体は一瞬ふわりと宙に浮き、そのままとんでもない勢いで地面に……

叩きつけられることはなく、その代わりに誰かの腕にしっかりと支えられていた。



??「おっと、無事か?」


『ッッ!!??
…あ、織田作さん…でしたっけ?』



織田作「ああ。まさか車から飛び出してくるとは驚いたぞ」


『まぁ色々とありまして…』




この人は私の敵ではない、と思う。

このゲームの参加した理由も[人助け]って言ってたし。

織田作さんは私を人のいない路地裏へと連れて行き、私たちはそこにあった古いベンチに腰掛けた。

私には聞きたいことが山ほどある。




『あの…何で私は狙われているんですか?』


織田作「伊織の異能力は特殊だからな。
お前が本気を出せばヨコハマを壊滅させるくらいわけないだろう?」



たしかにそうかも。
でも、それならどうして今まで狙われなかったの?
何で急に私を捕まえようとしてきたの?



織田作「まぁ本当の理由は、最近ヨコハマに増えてる裏組織関係のやつらなんかがお前を引き入れる可能性を心配してるからだからな」


『心配…?』



信じられない言葉に私が首を傾げると、彼はコクリと頷いた。



織田作「俺たちは全員お前の心配をしている。
お前を捕まえようとしているのは、お前を安全な場所へおいてあげたいからだ。
…少し過激なヤツもいるが、お前を心配しているのに変わりはないさ」



『そう…ですか』



なんだかあまり信じられない。

だって、捕まったら殺されるか死ぬまで異能力を利用されると思ってたし。



でも…



『信じます、織田作さんの言葉を。

正直未だに信じられないですけど、私を殺そうとしてたわけじゃないって分かりますから』



マフィア、武装探偵社、特務課。

彼らはきっと、私が想像できないほどの戦闘をくぐり抜けてきている。


初対面で追いかけられた時も、デパートでの出来事も、竹林でのことも。


いくら私が異能力を使えるといっても、彼らなら一瞬で私を殺す、あるいは捕まえることができた筈だ。


それをしなかったのは、私を傷つけるつもりはなかったから、ということなのだろうか…?



彼らがこのゲームに参加した理由は、



『……私に選択権を与えた、ということですか?』



織田作「ああ。もちろん、お前が決めないならこのまま追いかけっこで勝者が決まるだろう。

…だが、お前自身が選ぶこともできる。

伊織、お前が生きる道だ。自分で決めればいいさ」

記憶のカケラ→←130km、めっちゃ速かった…死ぬかと思った…



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夢羽(プロフ) - こちらこそありがとうございます。文才あるじゃないですか 羨ましい限りです。続きを楽しみにしています! (2018年11月26日 20時) (レス) id: 9dd8bb6e10 (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - 夢羽さん» 了解しました、リクありがとうございます!無い文才をかき集めて頑張ります!コメントと応援、ありがとうございました! (2018年11月26日 14時) (レス) id: 7b5193cff6 (このIDを非表示/違反報告)
夢羽(プロフ) - コメ失礼します。とても面白いです!自分的に織田作さんがいるの嬉しかったです。リクなんですが中也さんとの絡みいいですか? (2018年11月25日 23時) (レス) id: 9dd8bb6e10 (このIDを非表示/違反報告)
直立したアザラシ - リクエスト募集します、コメントよりお願い致します+.( ・ω・ )゚+ (2018年11月24日 16時) (レス) id: de3c4026f4 (このIDを非表示/違反報告)
直立したアザラシ - 二次元好きのAliceさん» 本当すいません……!最近1話更新するたびに間違いが発覚してて驚いてます笑ありがとうございました(*^^*) (2018年8月10日 19時) (レス) id: 047c772bde (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:直立したアザラシ | 作成日時:2018年4月15日 14時

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