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シリーズ最初から読む | 作品のシリーズ [完結]






その手に持てるもの全て、守りたいと思った。
守れると、思ってた。




「守りたかった...!
生きて、っ...生きてたんだ...!」




でも、手を伸ばしても届かない光があった。




「ごめんなさい...!」




祈りも、懺悔も、届くことは無い。


それでも、立ち止まれない時がある。
前を向いて、笑わなきゃいけない時がある。



それが、自分の選んだ道だから。





「どうしたら、伝わるかな...」


「わっかんねぇ...、何が正しいのか
どうしたらいいのか、答えなんてねぇじゃん...」


「大事にしたいだけなのに」


「もどかしいね、...寂しいよ」


「見てるのが、辛いんだ」


「大好きな、はずなのに...ね」


「ずっと、こんなんやって思ってた」


「すぐ傍にいるのに、分かってるつもりだったのに」





すぐ傍にいる、手も、声も、届くのに。
肝心なことは伝わらない。

大切に想う気持ちは、何も変わらないのに。






「約束しよう、俺達が俺達でいるために」








──────────────


*この作品は全てフィクションです。
実在の人物の方々とは一切関係ありません。

*死の描写があります。苦手な方はUターン。
自己防衛してください。執筆状態:続編あり(完結)

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作者名:みさ | 作成日時:2022年11月19日 16時

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