深澤先輩と私【番外編】

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ごめん遅くなって、と戻って行ったら辰哉くんの姿はなくて。




「あれ、辰哉くんは？」




向井「んー？どこやろな。どっか行ったで」




佐久間「で、どうすることにしたの」




もうすぐ半年の記念日だった。




記念日もバレンタインも近いからどうしようって悩んでて、
この二人に相談してた。




「蓮くん美味しいカフェたくさん知ってるからお祝いできそうなところ聞いてたの。」




記念日を大切にする女ってめんどくさいと思われるかな、、




半年は別にいいかなって思ったけどさ、




だって辰哉くんと過ごして半年もたったんだもん、




これからもよろしくねって伝えたいしさ、




なんて考えてたのに彼はもういなくなってた。




向井「その蓮くんとふっかさんは会ったことあんの？」




「・・・ない、、蓮くん一方的に辰哉くんに尊敬の眼差し向けててそこにいるよって言ったけど外に上司待たせてるからって行っちゃって、」




佐久間「なるほどね、それはまずいな。」




まずかったかな。蓮くんの話は昔少ししたことあって。




他の男の話はしないでいいって言われたことがあった。




笑ってたけど、、




オフィスに戻っても彼は隣にいなかった。




なんだか少し胸がざわざわする思いだった。




岩本「成海。喜多川の松村先生から注文きてるから届けてもらってもいい？」




「はい、わかりました」







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