深澤先輩と私【番外編】

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深澤サイド





いつも朝から電話がかかってくるのに
今日は俺のほうが起きるのが早くて、





その時から何かおかしいなと思ってた。
電話したけどぼーっとしてるし、




昨日の雨が心配で、やっぱり家に行ってやればよかったかな。




なんて考えてたらやっぱり出社してこないし、




電話かけても出てくれないし。
LINEを送っても既読にすらならない。




深澤「どうしちゃったんだよまじで、」


向井「ふっかさん喧嘩でもしたん？」


深澤「いや、連絡つかないんだよね、Aと」


向井「？？めずらし。まだ来てないやん」




その時照が電話対応してて。
俺の方をちらちらと見ながら心配そうな声で話をしている。




岩本「大丈夫か？ふっかは？早退させる？」




え？やっぱりAなの？




岩本「辛そうだな。昨日頑張ってたもんな。しっかり休め」




照からふっかのワードが聞こえた瞬間近くに寄っていってしまう。




岩本「成海から。風邪ひいたみたいで今日休むって。おま」


深澤「なら俺帰る！」


岩本「いやちょっと待て(笑)小学生でもないんだから一人で大丈夫だろ」


深澤「俺さ〜容量いいから昨日のうちに今日の仕事まで全部終わらせたんだよね」




ちょっとドヤ顔で言ってみたけどお願いだから帰らせて？




ほんとに。うちのAちゃんに何かあったらどうすんの？




とまで目で訴えるとさすがは部長、滝沢副社長がお気に入りなだけある。




岩本「じゃあお前は移らないようにしろよ。」


深澤「は？朝から何言ってんの？ヤらし、」


岩本「やっぱ俺の仕事してくんね？」


深澤「無理無理！そんなん無理だわ。じゃ！お疲れっす」




いやこんな冗談言ってる場合じゃないんだけど。




今日車で来てよかったわ。




いや、朝も迎えに行けばよかったって反省してる。




心配で気持ちがそわそわしながらAの家に向かった。

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