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「おはよう」
小屋の中で呟く
私はA A。化け狐…妖怪で、世間から嫌われたから、町から離れたこの森の小屋に住んでる
尻尾と狐の耳が生えてること以外は変わりないから、頑張って隠して近くのコンビニに食材とか買いに行ってるから食事は問題ない
「…退屈だな。友達とか作って遊びたいわー。近くに妖怪仲間とかいない?←」
「いや居るわけないか」
そもそもこの世界では妖怪はおとぎ話として言われてた。
人を襲うとも言われてた
「人間から生まれてなんで化け狐生まれてきたんだよ…」
『あー、おはよA』
「…師匠様、おはようございます。あとそのあだ名は辞めてくださいって言いましたよね?」
東雲 司。唯一私を見捨てなかった人間。この小屋の持ち主。私の師匠
司「だってそっちの方が呼びやすいんだもん」
「…なんでこんな人師匠にしたんだろ」
司「ちょっと待って!?俺一様Aの恩人だよ!?捨てられたAを拾ってあげたんだよ!?」」
「…一様ね」
師匠様は昔親に捨てられた自分を拾ってくれた。
誘拐だね☆
「はぁー。」
司「どうした…あ」
「ん?どうしたんですか師匠様」
司「ほら、Aって今日誕生日じゃん。」
「あー。そうでしたね」
司「俺が昔愛用してた刀だよ。」
「…誕生日に刀上げるってどんな精神なんですか」
司「護身用にね!?」
「…ん?」
私が刀を持ったら、どんどん白い刀が赤色になってきた
「え、なにこれ」
司「持つ人の強さによって変わるんだよ。色」
師匠様によれば、生成色→薄花色→孔雀緑色→黄支子色→琥珀色→紅色→濡羽色
右の色ほど持つ人が強いらしい
「色の名前が難しすぎてちょっとよくわからないんですが」
司「まあ分かりやすいように言えば白→空色→緑→黄→橙→赤→黒だね」
「つまり私は紅色と?」
司「うん。強い方だよA」
「ちなみに師匠は?」
司「濡羽色。黒だね☆」
「はえー」
司「これAに上げるよ。俺は他の刀あるし」
「あ、ありがとうございます!」
司「いいよー。」
…久しぶりに“嬉しい”と言う感情を覚えた瞬間だった
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作者名:みかんばな | 作成日時:2019年10月5日 8時