裏事情31 ページ32
______コツコツコツコツ
「…夜は良い。マフィアの時間だ。」
太宰が言った。
「…これからどうする?」
織田作が聞いてきた。
『どうしたもんかなぁ…それにしても織田作。災難だったね。部下の救出に行ったら敵のボスと会って熱烈な求愛を受けるなんて。』
冗談交じりに言ってやった。
「死に値する場所を探すために戦場へ出向くなんて変な奴らだ。」
「そうかい?死に方に工夫をこらしたいなんて私にはない発想だよ。」
「…この抗争はいつまで続く?」
『ミミックの兵達はともかく…指揮官の異能は厄介だね。奇襲が有効じゃなくなる。内部の情報が必要になる。…2人とも心当たりは?』
「安吾しかいない。」
「私も同意見だよ。」
『やっぱり?』
「安吾を探す方法はないものかな。」
『ある。』
「あるのか?」
『正確に言えば探し出す必要すらないよ。』
「ここしかないよ。織田作。」
「…ここか。」
私達が来てたのは4人で酒を飲んでいた____バー「ルパン」
ガチャッ
「…やあ。どうも。お先にやってますよ。」
「連絡くらいくれても良かったんじゃないか?」
「尾行を巻くのに苦労しまして。今は大丈夫です。…それで?どうしてここがわかったんです?」
「何と無く…ね。」
「僕はついてる。ここで飲めるとは思ってもいませんでした。」
『潜入捜査にしては随分とセンチメンタルじゃない?…あなたはポートマフィアに入る前から違う顔があった。
それは…内務省異能特務課エージェントの顔。任務はポートマフィアの動向の監視。
国内の異能力者と言えどポートマフィアと全面戦争となればタダでは済まない。』
「そもそも異能特務課の仕事は異能力者の監視だ。殺戮じゃない。
だからポートマフィア内にエージェントを送り内面を監視させる。そしてそこに…ミミックの話が持ち上がった。」
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暁姫(プロフ) - 美桜さん» いえいえ!わざわざすみません! (2017年10月20日 18時) (レス) id: cf6965fa77 (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - 本当だ!直しておきますね!ご指摘ありがとうございます。 (2017年10月20日 18時) (レス) id: 5cad8058cb (このIDを非表示/違反報告)
暁姫(プロフ) - …不発弾がぐはつだんに…太宰さんが可愛いから良いけど!(〃>ω<〃) (2017年10月18日 18時) (レス) id: cf6965fa77 (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - ありがとうございます!会合の時ですか?私もギャグ入れなきゃと思って必死に書いたので嬉しいです!続編も頑張っていきます! (2017年10月15日 20時) (レス) id: cc8a591ae6 (このIDを非表示/違反報告)
小松七 - おぉー!!続編楽しみに待っていますね!いやーはは!会合をしてる時の夢主ちゃんが一番好きだわ。無理の無い程度に頑張ってや! (2017年10月15日 19時) (レス) id: 69007943fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美桜 | 作成日時:2017年10月8日 8時