ポートマフィアの飼い犬ですが何か？

裏事情13 ページ14

『…え？精神…操作？』


精神操作といえば情報屋の中でも最も情報が少ない異能だ。


あまり調べたがらない人が多い。


ある情報といえば…異能の中で忌み嫌われるという事と


敵味方問わず無差別にかかってしまうという事。

いくら情報を探してもたったそれだけ。

まあそんだけ持ってる人が少ないって事だけど。


『この子が…？』


「そうだ。この間貧困街にいたところを私が拾った。」


「……」


『で、どうしろと？』


「この子を…少しの間だけ監視してくれないかな？」


『…へ？』


「1週間…いや、3日間だけでいい。」


『なぜ？』


「この子は使い物になれば。マフィアの即戦力になる。少しの監視対象だ。安全だと確信できれば解放するから。」


う〜〜ん。どうしよ。


「してくれれば監視期間中の仕事は免除してあげるよ？」


『やります。』


私は即答した。


『久作君や。』


「…なに？」


『私といっしょに来てくれるかな？』


「いいよ！」


『という事です。』


「ああ。あとは君に任せたよ。太宰くんはAくんの分の指示をお願いできるかな？」


「はい。」


『じゃ、失礼しやす。行こっか。久作くん。』


「うん！」


ああ。天使だわ。この子。

「Aくん。」


『はい？』


「監視ともう一つ…夢野君から何か情報を聞き出せたら聞き出しといてくれないかい？」(ボソッ


「わかりました。」

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