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両想い25. ページ26

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低くて、敵を威嚇するような、それでいて冷静な声。


内村さんはようやく私から離れた。


「‥‥‥彼女の危機に、彼氏が駆けつけたって訳か」

「そうだ。そいつから今すぐ離れろ。じゃねェと斬り捨てる」

「あんた警察だろ? そんなこと言っていいのか?」

「今のは警察でもなんでもねェ、ただの1人の男としての発言だ。


─────そいつは俺の女だ。汚ねェ手で触んな」


足から力が抜け、安心からか、涙は止まることを知らない。


「失せろ。二度とそいつに近づくな。
次俺たちの前に出てきたら、今度こそテメェを殺す」

「‥‥‥‥」


内村さんは私を一瞥し、去っていった。

未だに心臓は恐怖に怯えて早鐘のように打ち付けている。


「‥‥‥ったく、」

そう、涙を拭ってくれる彼の手が優しくて、さらにぼろぼろと零れてしまう。


「‥‥‥な、んでっ‥‥‥私が、ここにいるって、」

「内村を見つけて、追いかけたらお前が丁度連れてかれるのが見えた」


ぐっと引き寄せられ、そのまま抱き締められる。
そして耳元で「バカ」と呟いた。


「何で言わなかった」

「ご、めんなさいっ‥‥‥心配、かけたくなくて‥‥‥っ。

でも、なんで内村さんのこと、」

「お前の様子がおかしいから万事屋に何か言ってなかったか聞いたんだよ」

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夏向(プロフ) - 篠宮。さん» 温かいコメント、ありがとうございます。今まで見捨てないで待っていただけて本当に嬉しいです‥‥!のんびり更新になるかと思われますが、これからもお付き合いくださいませ。 (2018年3月15日 21時) (レス) id: 2e5a8262c2 (このIDを非表示/違反報告)
篠宮。(プロフ) - おかえりなさい!前から好きだった作品なので、更新再開でとても嬉しいです。作者さんのペースでゆっくり頑張ってください! (2018年3月15日 17時) (レス) id: 7566c011e8 (このIDを非表示/違反報告)
夏向@テスト期間は低浮上(プロフ) - Mさん» ありがとうございます(*^^*)更新頑張りますね! (2017年10月26日 7時) (レス) id: 2e5a8262c2 (このIDを非表示/違反報告)
M - 夏向@テスト期間は低浮上さん» ご自分のペースで更新なさってください。いつでも待ってますから (2017年10月25日 20時) (レス) id: ae418423e8 (このIDを非表示/違反報告)
夏向@テスト期間は低浮上(プロフ) - Mさん» な、なんと嬉しいお言葉‥‥!とても感動しました‥‥!更新が不安定になってきていますが、今後ともよろしくお願いします! (2017年10月25日 7時) (レス) id: 2e5a8262c2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夏向 | 作成日時:2017年8月7日 17時

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