両想い02. ページ2
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「‥‥つまり! ここまでしなくてもいいんじゃねェかってことだ!!」
「‥‥はあ」
銀さんの愚痴につきあってかれこれ15分。
正直私は銀さんが無一文になろうが一糸まとわぬ状態になろうが、今はどうでもよいのだ。
昨日のことを考えれば致し方ない。
そっと唇に触れた。
思い出しては赤面し、もうどうしようもない。
仕事にならないんじゃないかと今日は休もうかとも思ったが、私情でお客さんに迷惑をかけるのは気が引ける。
「A、茶のおかわりくれ」
「はいはい」
(──どうしよう、これも夢だったら)
好きな人と想いが通ずることがこんなにも嬉しいなんて初めて知った。
だからこそ、
(───き、今日来たら、どんな顔して会えばいいの‥‥!?)
告白した。
キスもした。
その翌日にどんな顔をして会えばいいのか悩まない人間がいるだろうか。
「‥‥ちょ、おまっ‥‥お、おい 注ぎすぎ ちょっ待っ‥‥あっつぁばァァァ!?」
「‥‥え?」
手元を見ると、湯飲みからお茶(いれたて)がこぼれ、それが湯飲みをつかんだままの銀さんの手に直撃。
「あっつぁァァ!? と、溶けてない?これ 俺の手溶けてない!?」
「‥‥ごめん」
「ごめんで済むかァァァ!!」
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夏向(プロフ) - 篠宮。さん» 温かいコメント、ありがとうございます。今まで見捨てないで待っていただけて本当に嬉しいです‥‥!のんびり更新になるかと思われますが、これからもお付き合いくださいませ。 (2018年3月15日 21時) (レス) id: 2e5a8262c2 (このIDを非表示/違反報告)
篠宮。(プロフ) - おかえりなさい!前から好きだった作品なので、更新再開でとても嬉しいです。作者さんのペースでゆっくり頑張ってください! (2018年3月15日 17時) (レス) id: 7566c011e8 (このIDを非表示/違反報告)
夏向@テスト期間は低浮上(プロフ) - Mさん» ありがとうございます(*^^*)更新頑張りますね! (2017年10月26日 7時) (レス) id: 2e5a8262c2 (このIDを非表示/違反報告)
M - 夏向@テスト期間は低浮上さん» ご自分のペースで更新なさってください。いつでも待ってますから (2017年10月25日 20時) (レス) id: ae418423e8 (このIDを非表示/違反報告)
夏向@テスト期間は低浮上(プロフ) - Mさん» な、なんと嬉しいお言葉‥‥!とても感動しました‥‥!更新が不安定になってきていますが、今後ともよろしくお願いします! (2017年10月25日 7時) (レス) id: 2e5a8262c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏向 | 作成日時:2017年8月7日 17時